Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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14.5.1 アラートとは

ストレージシステムおよびファイルサーバに発生した障害を確認します。

Device Managerでは,ストレージシステム(NASモジュールを含む)やファイルサーバで発生した障害情報を検知し,アラートとして表示できます。ダッシュボードのストレージシステムアラートレポートで検知したアラートの件数を確認したり,アラートの一覧およびアラートの詳細を参照したりして,障害に対応します。[図]アイコンをクリックするとレポートの集計対象とする重要度を設定できます。

障害情報は,ストレージシステムやファイルサーバを定期的に監視したり,SNMPトラップを受信したりすることで検知します。また,検知した障害情報をEメールで通知するように設定することもできます。障害情報の検知やEメール通知のための設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500およびVSP F1500を使用している場合

Storage Navigatorのアラート設定画面を起動して,ストレージシステムの障害情報(SIM)のSyslog出力や,SNMPトラップおよびメール通知に関する設定ができます。

アラート設定画面を起動するには,ツリービューで対象のストレージシステムを右クリックして[その他の機能]を選択し,Storage Navigatorの画面を表示します。表示された画面の[設定]メニューから[環境設定管理]-[アラート設定編集]を選択します。設定方法については,Storage Navigatorのマニュアルを参照してください。

VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルを使用している場合

maintenance utilityを起動して,ストレージシステムの障害情報(SIM)のSyslog出力や,SNMPトラップおよびメール通知に関する設定ができます。

maintenance utilityを起動するには,[リソース]タブで対象のストレージシステムのツリーを展開し,[Maintenance Utility]を選択します。設定方法については,Storage Navigatorのマニュアルを参照してください。

重要
maintenance utilityで設定を変更した場合は, ストレージシステムのロックが解除されたことを確認してから画面を閉じてください。ロック中にmaintenance utilityの画面で[図](閉じる)ボタンをクリックして画面を閉じると,ストレージシステムが最大で12時間ロックされた状態になるおそれがあります。解除の手順については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。

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