Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

8.3.5 ペア管理サーバを設定する（global-active device）

global-active deviceペアボリュームの構成や状態などを管理するために，ペア管理サーバを設定します。正ストレージシステムと副ストレージシステムのボリュームを，コマンドデバイスとしてペア管理サーバに割り当てます。割り当てるコマンドデバイスは，ユーザー認証が有効である必要があります。

この操作には，Replication Managerのライセンスの登録が必要です。

参考

既存のコマンドデバイスを利用する場合は，Global-Active Device環境の初期設定ダイアログの［ペア管理サーバ設定］で［詳細表示］リンクをクリックしてコマンドデバイスの情報を確認してください。

事前に確認しておく情報

対象のホスト（ペア管理サーバ）

コマンドデバイスとして割り当てるボリュームの容量

事前に完了しておく操作

ペア管理サーバへのRAID ManagerおよびDevice Managerエージェントのインストール
Device Managerエージェントをインストールすると，ペア管理サーバがHCSにホストとして登録されます。仮想マシンをペア管理サーバとして使用する場合で，仮想化サーバがNPIV HBAを使用しているときは，仮想化サーバも別途HCSに登録する必要があります。

global-active deviceを構成するストレージシステムの選択（参考：8.3.2 global-active deviceを構成するストレージシステムを選択する）

ペア管理サーバを設定するには

［レプリケーション］タブの［よく使うタスク］から［レプリケーション/GAD環境設定］を選択します。

［Global-Active Device環境の初期設定］で，［Global-Active Device環境の初期設定］ボタンをクリックします。

［ペア管理サーバ設定］で，正サイトの［ボリューム割り当て］ボタンをクリックします。

［ホスト］に正サイトのペア管理サーバを選択します。

［ボリューム容量］にコマンドデバイスとして割り当てるボリュームの容量を指定してから［ボリュームの詳細設定］でコマンドデバイスの情報を設定し，［プラン確認］ボタンをクリックします。
指定した条件に合致する，コマンドデバイス割り当てのプランが表示されます。

プランを確認し，問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。

［ペア管理サーバ設定］で，副サイトの［ボリューム割り当て］ボタンをクリックします。

副サイトについて，手順4から手順6まで（コマンドデバイスの割り当て）を実行します。

OSに応じたコマンドデバイス（ドライブ）を認識するための操作をペア管理サーバで実施します。

［ペア管理サーバ設定］で［ホスト更新］ボタンをクリックします。
更新するホストの情報が表示されます。

更新するホストの情報を確認し，処理を実行します。

global-active device環境の初期設定のすべての操作を実施したら，レプリケーション/GAD環境設定ダイアログの［Global-Active Device環境の初期設定］で［表示更新］ボタンをクリックします。
［未設定］が［設定済み］に変更されます。

設定したコマンドデバイスは，Global-Active Device環境の初期設定ダイアログの［ペア管理サーバ設定］で［詳細表示］リンクをクリックして表示される一覧で確認できるようになります。

参考

タスクは，スケジュールを設定して，あとで実行することもできます。

関連項目

8.3.1 global-active device環境の初期設定とは

[目次] [前へ] [次へ]

[マニュアル発行元]