Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
ストレージシステムの登録は,ストレージシステムの追加ダイアログでIPアドレスまたはホスト名(エイリアス名),および認証情報を指定して実行します。VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合,ストレージシステムを複数台まとめて登録できます。
事前に確認しておく情報をストレージシステムのモデルごとに次の表に示します。
表3-1 事前に確認しておく情報(ストレージシステムの登録)
ストレージシステム 事前に確認しておく情報 VSP 5000シリーズ
- ストレージシステムタイプ
- ストレージシステムのIPアドレス(IPv4またはIPv6)またはホスト名(エイリアス名)※
VSP G1000,
VSP G1500,
VSP F1500
- ストレージシステムタイプ
- ストレージシステムのIPアドレス(IPv4またはIPv6)またはホスト名(エイリアス名)※
VSP Gx00モデル,
VSP Fx00モデル
- ストレージシステムタイプ
- SVPのIPアドレス(IPv4またはIPv6)またはホスト名(エイリアス名)※
- HCSからSVPへのRMIレジストリーポート番号(ポート番号をデフォルト値から変更する場合)
- NAS ManagerのURL(NASモジュールを搭載したVSP G400,G600,G800またはVSP F400,F600,F800の場合)
Virtual Storage Platform
- ストレージシステムタイプ
- ストレージシステムのIPアドレス(IPv4またはIPv6)またはホスト名(エイリアス名)※
Universal Storage Platform V/VM
- ストレージシステムタイプ
- ストレージシステムのIPアドレス(IPv4またはIPv6)またはホスト名(エイリアス名)
HUS VM
- ストレージシステムタイプ
- ストレージシステムのIPアドレス(IPv4またはIPv6)またはホスト名(エイリアス名)※
- 注※
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage PlatformまたはHUS VMの場合,ストレージシステム(またはSVP)と管理クライアント間でSSL/TLS通信をしているときは,サーバ証明書のCommon Nameに設定されているホスト名を指定して登録します。セキュリティ通信については,マニュアル「Hitachi Command Suiteシステム構成ガイド」を参照してください。
事前に完了しておく操作をストレージシステムのモデルごとに次の表に示します。
表3-2 事前に完了しておく操作(ストレージシステムの登録)
ストレージシステム 事前に完了しておく操作 VSP 5000シリーズ
- ストレージシステムのネットワークへの接続
- ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定(トポロジーや転送速度など)
参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する- Storage Navigatorでの,Device Managerにストレージシステムを登録する際に必要なアカウントの作成※1
- SSL/TLS通信の設定(管理クライアントとストレージシステム間で設定する場合)※2
- SSL/TLS通信の設定(管理サーバとストレージシステム間で設定する場合)※3
VSP G1000,
VSP G1500,
VSP F1500
- ストレージシステムのネットワークへの接続
- ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定(トポロジーや転送速度など)
参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する- Storage Navigatorでの,Device Managerにストレージシステムを登録する際に必要なアカウントの作成※1
- SSL/TLS通信の設定(管理クライアントとストレージシステム間で設定する場合)※2
- SSL/TLS通信の設定(管理サーバとストレージシステム間で設定する場合)※3
VSP Gx00モデル,
VSP Fx00モデル
- ストレージシステムのネットワークへの接続
- ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定(トポロジーや転送速度など)
参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する- Storage Navigatorでの,Device Managerにストレージシステムを登録する際に必要なアカウントの作成※1
- SSL/TLS通信の設定(管理クライアントとSVP間で設定する場合)※2
- SSL/TLS通信の設定(管理サーバとSVP間で設定する場合)※3
- SVP上のRMIサーバの起動 (1つのSVPに複数のストレージシステムが登録されている場合)
Virtual Storage Platform
- ストレージシステムのネットワークへの接続
- ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定(トポロジーや転送速度など)
参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する- Storage Navigatorでの,Device Managerにストレージシステムを登録する際に必要なアカウントの作成※1
- SSL/TLS通信の設定(管理クライアントとストレージシステム間で設定する場合)※2
Universal Storage Platform V/VM
- ストレージシステムのネットワークへの接続
- ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定(トポロジーや転送速度など)
参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する- Storage Navigatorでの,Device Managerにストレージシステムを登録する際に必要なアカウントの作成※1
HUS VM
- ストレージシステムのネットワークへの接続
- ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定(トポロジーや転送速度など)
参考:5.9.2 ファイバーチャネルまたはiSCSIポートの設定を変更する- Storage Navigatorでの,Device Managerにストレージシステムを登録する際に必要なアカウントの作成※1
- SSL/TLS通信の設定(管理クライアントとストレージシステム間で設定する場合)※2
- 注※1
- ストレージシステムの登録には,Storage Navigatorのビルトインアカウントではなく専用のアカウントを作成して使用することを推奨します。また,登録するアカウントにはAdministratorのユーザーグループ(ビルトイングループ)の設定が必要です。NASモジュールを搭載したVSP G400,G600,G800またはVSP F400,F600,F800の場合で,マイクロバージョンが83-04-0X-XX/XX未満のときは,Support Personnelのユーザーグループ(ビルトイングループ)の設定も必要です。
- なお,VSP G1000, G1500, VSP F1500, HUS VM, VSPで,Device Manager GUIからStorage Navigatorをラウンチする場合,このアカウントは,Storage NavigatorのLOCALユーザーである必要があります。
- 注※2
- 管理クライアントからストレージシステムの名前解決ができる必要があります。
- 注※3
- HCSでStorage NavigatorやRAID Managerなどのソフトウェアとユーザーを一元管理する場合は,HCS管理サーバとストレージシステムまたはSVPとの間でSSL/TLS通信の設定をしていることが前提です。なお,VSP 5000シリーズ,VSP Gx00モデルまたはVSP Fx00モデルの場合は常にユーザーを一元管理し,VSP G1000,G1500およびVSP F1500の場合は一元管理するかどうかを選択できます。
- ユーザーを一元管理する場合は,次の設定が必要です。
- ファイアウォールへの例外登録
- ストレージシステムまたはSVPからHCS管理サーバの名前解決
- Device Managerサーバの証明書のストレージシステムへの登録(VSP 5000シリーズの場合)
- VSP 5000シリーズの場合,デフォルトの証明書は使用できません。デフォルトの証明書を削除してSSL/TLS通信の設定をやり直してください。
- VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00 モデルまたはVSP Fx00 モデルの場合,SSL/TLS通信の設定をしなくても,HCSをインストールするとデフォルトの証明書によって暗号化通信の設定が有効になります。セキュリティ通信の設定およびファイアウォールへの例外登録については,マニュアル「Hitachi Command Suiteシステム構成ガイド」を参照してください。
ストレージシステムを登録するには(エンタープライズクラスストレージ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルまたはHUS VM の場合)
- [管理]タブで[管理リソース]を選択します。
- [ストレージシステム]タブで[ストレージシステム追加]ボタンをクリックします。
- 必要な項目を指定し,処理を実行します。
[データ収集タスク]タブの一覧にタスクが登録されます。- タスクの[状態]欄で,実行結果を確認します。
[ストレージシステム]タブの一覧には,登録されたストレージシステムが順次追加されます。登録したストレージシステムは,[リソース]タブのツリーを展開して確認できるようになります。
参考
- 登録したストレージシステムを削除する場合は,ストレージシステムの一覧で対象のストレージシステムの行を選択し,[ストレージシステム削除]ボタンをクリックします。
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