Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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4.2.2 HCSでユーザーを一元管理するための注意事項(VSP 5000シリーズの場合)

Hitachi Command Suite(HCS)以外のソフトウェアを使用してVSP 5000シリーズの管理,運用および保守に関する操作を実行するユーザーを,HCSで一元管理するための注意事項について説明します。

ストレージシステムがVSP 5000シリーズの場合,ストレージシステムの登録と同時にStorage NavigatorまたはRAID ManagerなどでストレージシステムにログインするときのユーザーをHCSで認証するようになります。

HCSでユーザーを一元管理するソフトウェアと操作は次のとおりです。

ユーザーIDおよびパスワードを設定する際には,HCSのユーザーIDおよびパスワードに使用できる文字と,Storage Navigator,RAID Managerおよび保守用PCでストレージシステムにログインするときのユーザーIDおよびパスワードに使用できる文字の両方の条件を満たす必要があります。また,作成するユーザーには,アクセス制御をHCSで設定する必要があります。

HCSでユーザーを認証するには,Device Manager サーバとSVP間でSSL/TLS通信ができる必要があります。Device Managerサーバのデフォルトの証明書を削除してSSL/TLS通信の設定をしてください。また,作成したDevice Managerサーバのサーバ証明書は,ストレージシステムに登録する必要があります。SSL/TLS通信にはDevice ManagerサーバとSVP間のファイアウォールに例外登録が必要になる場合があります。SSL/TLS通信の設定,証明書の登録およびファイアウォールに例外登録する手順についての詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」およびStorage Navigatorのマニュアルを参照してください。

HCSの管理サーバが起動していないときは,HCS以外のソフトウェアであらかじめ作成したユーザーアカウントでそれぞれの操作をしてください。

関連項目

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