Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)
クラスタ環境でデータベースをインポートする手順を説明します。
重要
- Tuning Managerとリモート接続している場合は,Tuning Managerサーバがインストールされているマシンで,Tuning Managerをいったん停止しておく必要があります。
- データベースのインポートが完了したあと,Tuning Managerを再開させてください。
- Tuning Managerを停止および起動する方法については,インストールされているTuning Managerに対応するバージョンのマニュアルを参照してください。
- 移行元の管理サーバでプロパティにデフォルト値以外を設定していた場合は,必要に応じて,移行先の実行系ノードおよび待機系ノードでプロパティファイルの設定値を見直してください。データベースをインポートしても,プロパティファイルは移行先サーバに引き継がれません。
- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を一時停止します。
- データベースのサービスを起動します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsdbsrv /start- 実行系ノードで,次のコマンドを実行してデータベースをインポートします。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsdbtrans /import /workpath <作業用フォルダ> /file <アーカイブファイル> /type {ALL|<Hitachi Command Suite製品名>}
- workpath
- アーカイブファイルを使用してインポートする場合:
- アーカイブファイルを展開するためのローカルディスク上のフォルダを,絶対パスで指定します。指定するフォルダの下には,ファイルおよびサブフォルダがないことを確認してください。
- アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合:
- 移行元から転送したデータベース情報を格納したフォルダを指定します。転送したフォルダの下のファイル構成は変更しないでください。
- file
- アーカイブファイルを使用してインポートする場合,移行元サーバから転送したデータベースのアーカイブファイルを,絶対パスで指定します。アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合は,このオプションを指定しないでください。
- type
- 原則として,ALLを指定してください。ALLを指定すると,移行先にインストールされているHitachi Command Suite製品のデータベースが自動的に選択され,移行されます。Compute Systems Managerのデータベースだけインポートする場合は,「HCSM」と指定します。ほかのHitachi Command Suite製品のデータベースを個別にインポートする場合は,各Hitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。
- Hitachi Command Suite製品を起動します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdssrv /start- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を再開します。
- データベースをバックアップします。
障害が発生した場合に備えて,インポート直後のデータベースをバックアップしておくことをお勧めします。- Tuning Managerとリモート接続していた場合は,データベースのインポートによって設定が初期化されるため,再設定します。
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