Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)

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9.9.4 クラスタ環境でデータベースをインポートする

クラスタ環境でデータベースをインポートする手順を説明します。

重要
Tuning Managerとリモート接続している場合は,Tuning Managerサーバがインストールされているマシンで,Tuning Managerをいったん停止しておく必要があります。
データベースのインポートが完了したあと,Tuning Managerを再開させてください。
Tuning Managerを停止および起動する方法については,インストールされているTuning Managerに対応するバージョンのマニュアルを参照してください。

  1. 移行元の管理サーバでプロパティにデフォルト値以外を設定していた場合は,必要に応じて,移行先の実行系ノードおよび待機系ノードでプロパティファイルの設定値を見直してください。データベースをインポートしても,プロパティファイルは移行先サーバに引き継がれません。
  2. クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を一時停止します。
  3. データベースのサービスを起動します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsdbsrv /start
  4. 実行系ノードで,次のコマンドを実行してデータベースをインポートします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsdbtrans /import /workpath 作業用フォルダ /file アーカイブファイル /type {ALL|<Hitachi Command Suite製品名>}

    workpath
    アーカイブファイルを使用してインポートする場合:
    アーカイブファイルを展開するためのローカルディスク上のフォルダを,絶対パスで指定します。指定するフォルダの下には,ファイルおよびサブフォルダがないことを確認してください。
    アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合:
    移行元から転送したデータベース情報を格納したフォルダを指定します。転送したフォルダの下のファイル構成は変更しないでください。

    file
    アーカイブファイルを使用してインポートする場合,移行元サーバから転送したデータベースのアーカイブファイルを,絶対パスで指定します。アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合は,このオプションを指定しないでください。

    type
    原則として,ALLを指定してください。ALLを指定すると,移行先にインストールされているHitachi Command Suite製品のデータベースが自動的に選択され,移行されます。Compute Systems Managerのデータベースだけインポートする場合は,「HCSM」と指定します。ほかのHitachi Command Suite製品のデータベースを個別にインポートする場合は,各Hitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。
  5. Hitachi Command Suite製品を起動します。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdssrv /start
  6. クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を再開します。
  7. データベースをバックアップします。
    障害が発生した場合に備えて,インポート直後のデータベースをバックアップしておくことをお勧めします。
  8. Tuning Managerとリモート接続していた場合は,データベースのインポートによって設定が初期化されるため,再設定します。

関連項目

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