Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)

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8.2.8 移行先サーバにデータベースをインポートする

移行元のマシンでエクスポートしたデータベースを,異なるマシンへインポートします。また,エクスポートで取得したデータを使って,障害が発生したときにデータベースをインポート(リストア)できます。

事前に確認しておく情報

事前に完了しておく操作

データベースをインポートする手順を次に示します。

  1. 移行元の管理サーバでプロパティにデフォルト値以外を設定していた場合は,必要に応じて,移行先サーバのプロパティファイルの設定値を見直してください。
    データベースをインポートしても,プロパティファイルは移行先サーバに引き継がれません。
  2. 次のコマンドを実行してインポートします。

    アーカイブファイルを使用してインポートする場合:
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsdbtrans /import /workpath 作業用フォルダ /file アーカイブファイル /type {ALL|<Hitachi Command Suite製品名>} /auto

    アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合:
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsdbtrans /import /workpath 作業用フォルダ /type {ALL|<Hitachi Command Suite製品名>} /auto

    workpath
    アーカイブファイルを使用してインポートする場合:
    データベース情報を一時的に配置するための作業用フォルダを,絶対パスで指定します。指定するフォルダの下には,ファイルおよびサブフォルダがないことを確認してください。
    アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合:
    移行元から転送したデータベース情報を格納したフォルダを指定します。転送したフォルダの下のファイル構成は変更しないでください。

    file
    アーカイブファイルを使用してインポートする場合,移行元サーバから転送したデータベースのアーカイブファイルを,絶対パスで指定します。アーカイブファイルを使用しないでインポートする場合は,このオプションを指定しないでください。

    type
    原則として,ALLを指定してください。ALLを指定すると,移行先にインストールされているHitachi Command Suite製品のデータベースが自動的に選択され,移行されます。Compute Systems Managerのデータベースだけインポートする場合は,typeオプションで「HCSM」と指定します。ほかのHitachi Command Suite製品のデータベースを個別にインポートする場合は,各Hitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。

    auto
    Hitachi Command Suite製品およびデータベースのサービスを,データベースをインポートするために必要な状態に自動的に変更するオプションです。コマンド実行後には,Hitachi Command Suite製品およびデータベースのサービスが停止した状態になります。
  3. 移行先のCompute Systems Managerを起動します。
  4. データベースをバックアップします。
    障害が発生した場合に備えて,インポート直後のデータベースをバックアップしておくことをお勧めします。

関連項目

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