Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)

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9.7.4 Microsoft Cluster Serviceでデプロイメントマネージャーを使用する場合のクラスタ環境を設定する

Microsoft Cluster Serviceで,デプロイメントマネージャーを使用する場合のクラスタ環境を設定します。

事前に完了しておく操作

Microsoft Cluster Serviceで,デプロイメントマネージャーを使用する場合にクラスタ環境を設定する手順を次に示します。

重要
  • クラスタ環境設定の作業中は,このトピックで実行している操作以外でCompute Systems Managerにアクセスしないでください。
  • 次の手順で,サービスをリソースとして登録する時に指定したリソース名称が,クラスタ管理アプリケーションに表示されます。クラスタ管理アプリケーションを操作する場合は,リソース名称を指定して操作してください。

  1. クラスタ管理アプリケーションで,HCS Compute Systems Manager Web Serviceのサービスをオフラインにします。
  2. クラスタ管理アプリケーションで,HCS Compute Systems Manager Web Serviceのサービスの設定を変更します。
    リソース名を右クリックして,[プロパティ]を選択し,次の表に示す項目を変更します。

    表9-9 デプロイメントマネージャーを使用するためのHCS Compute Systems Manager Web Serviceのプロパティ変更値(Microsoft Cluster Serviceの場合)

    ダイアログ名 設定
    レジストリ レプリケーション 次のレジストリキーを登録します。
    • アーキテクチャがx86の場合:SOFTWARE\NEC\DeploymentManager
    • アーキテクチャがx64の場合:SOFTWARE\Wow6432Node\NEC\DeploymentManager
    上記の項目以外は変更する必要はありません。
  3. クラスタ管理アプリケーションで,HCS Compute Systems Manager Web Serviceのサービスをオンラインにします。
  4. Compute Systems Managerのサービスが登録されているグループに,デプロイメントマネージャーのサービスをリソースとして追加します。
    新規作成]を選択し,[リソース]を選択します。各ダイアログで,次の3つの表に示された設定を指定し,[完了]を選択します。

    表9-10 DeploymentManager PXE Managementをリソースとして登録するための設定

    ダイアログ名 設定
    新しいリソース 名前]:DeploymentManager PXE Management(任意)
    リソースの種類]:汎用サービス
    実行可能な所有者 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。
    依存関係 HCS Compute Systems Manager Web Serviceを登録します。
    汎用サービスパラメータ サービス名]:PxeSvc
    起動パラメータ]:何も指定しません。
    レジストリ レプリケーション 何も指定しません。

    表9-11 DeploymentManager PXE Mtftpをリソースとして登録するための設定

    ダイアログ名 設定
    新しいリソース 名前]:DeploymentManager PXE Mtftp(任意)
    リソースの種類]:汎用サービス
    実行可能な所有者 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。
    依存関係 HCS Compute Systems Manager Web Serviceを登録します。
    汎用サービスパラメータ サービス名]:PxeMtftp
    起動パラメータ]:何も指定しません。
    レジストリ レプリケーション 何も指定しません。

    表9-12 DeploymentManager Transfer Managementをリソースとして登録するための設定

    ダイアログ名 設定
    新しいリソース 名前]:DeploymentManager Transfer Management(任意)
    リソースの種類]:汎用サービス
    実行可能な所有者 実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。
    依存関係 HCS Compute Systems Manager Web Serviceを登録します。
    汎用サービスパラメータ サービス名]:ftsvc
    起動パラメータ]:何も指定しません。
    レジストリ レプリケーション 何も指定しません。
  5. Compute Systems Managerにログインし,GUIの[管理]タブからデプロイメントマネージャーの設定で,次のように指定します。
    • イメージファイルの格納パスとして,共有ディスクにあるフォルダ名を指定
    • デプロイメントマネージャーのサーバIPアドレスとして,クラスタ管理IPアドレスを指定
    • DHCPサーバが,同じマシンにインストールされていないことを指定
      GUIの[管理]タブでのデプロイメントマネージャーの設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
  6. クラスタ管理アプリケーションで,手順4でリソースを追加したグループをオンラインにします。

関連項目

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