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EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編


4.3 Excel形式ファイルを出力するには

ここでは,Excel形式ファイルの帳票を出力する方法について説明します。Excel形式ファイルを出力するには,EUR Server Standard,またはEUR Server Enterpriseが必要です。

Excel形式ファイルで帳票を出力すると,帳票の内容を編集したり,コメントやグラフを挿入したりするなど,Excelを使って帳票を二次加工できます。

[図データ]

Excel形式ファイルへの出力例を次の図に示します。

図4‒4 Excel形式ファイルへの出力例

[図データ]

(説明)
  • Excel形式ファイルのセルの高さおよび幅は,どちらも16ピクセルになります。Excel形式ファイルへ出力される情報については,「付録B Excel形式ファイルへ出力される情報」を参照してください。

  • ページ単位でExcelのシートを分けて出力するか(デフォルト),ページ単位でExcelのシートを分けないで出力する(キーブレイクによる改ページごとにシートを分け,縦方向の繰り返しを1シート内で出力する)かのどちらかを,環境変数EURPS_EXCEL_REPEAT_MODEで設定できます。詳細については,「4.3.3(2)(a) ページ単位でシートを分けるかどうかの設定」を参照してください。

  • 帳票ファイル上の文字や線などのアイテムは,Excelのセル区切りに合わせて配置されます。アイテムの座標値は,EUR 帳票作成機能で設計した帳票の座標に最も近いセル区切りの位置に補正されます。Excel形式ファイル上でのアイテムの座標は,セルA1の左上のセル区切りを原点とします。

  • 補正の結果,EUR 帳票作成機能で設計した帳票をExcel形式ファイルへ出力すると,アイテムの配置が異なる場合があります。アイテムの出力規則については,「4.3.2(1) 文字アイテムの出力規則」,「4.3.2(2) 線アイテムの出力規則」,および「4.3.2(3) 図形アイテムの出力規則」を参照してください。

    なお,Excel形式ファイルに出力されなかったアイテムについては,メッセージ(KEEU320-W)を出力し,出力されなかったアイテムの情報をEPS-XLSXログに出力します。EPS-XLSXログに出力される項目の詳細については,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。

また,Excel形式ファイルへ出力した場合,次のような注意事項があります。

詳細については,「4.3.6 注意事項」を参照してください。

〈この節の構成〉