4.2.3 注意事項
EUR形式ファイルを出力するときの注意事項について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) ログファイル(eurps.logファイル)に出力されるページ数についての注意
メッセージレベルがInformationのとき,ログファイルに出力されるページ数は,常に0です。
(2) 画像のある帳票を出力するときの注意
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データファイルに指定する画像ファイルは,ファイル名で指定してください。画像ファイルのパスは,環境変数EURPS_IMAGEPATHに指定してください。
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帳票に不正な画像データがあった場合,エラー(KEEU700-E)が出力されますが処理は実行されます。EUR形式ファイルには,正常な画像データだけが出力されます。
画像データを使用したEUR形式ファイルを出力するときは,プレビュー,または印刷をして,画像データが正しく出力されているかを確認してください。
(3) 実行ロケールと入力ファイルのエンコードについての注意
次の場合,EUR形式ファイルには入力データが途中までしか格納されません。
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Shift JISロケールで,Shift JISのファイルを入力ファイルに指定した場合
Shift JIS範囲外の文字コードはEOFと判定されるので,それ以降のデータは読み込まれません。
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EUCロケールで,EUCのファイルを入力ファイルに指定した場合
EUC範囲外の文字コードはEOFと判定されるので,それ以降のデータは読み込まれません。
そのため,出力されたEUR形式ファイルをEUR Viewer帳票出力機能で開いても,正しく表示できません。
(4) 光学式読み取り装置で帳票を読み取るときの注意
EUR サーバ帳票出力機能で出力した帳票を,光学式文字読み取り装置(OCR),バーコードの読み取り装置などの光学式読み取り装置で読み取るときは,次のことに注意してください。
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帳票を出力する場合は,300dpi以上のレーザープリンタを使用してください。
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印刷ダイアログなどで,用紙サイズに合わせた縮小,または拡大の指定はしないでください。
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ご使用になる光学式読み取り装置で,出力した帳票が読み取れるかどうかを確認してください。EUR 帳票作成機能で設計した帳票にOCRフォントが使用されている場合も,十分な確認を行ってください。