4.3.3 出力されるExcel形式ファイルの形式
- 〈この項の構成〉
(1) ファイル名・シート名
出力するExcel形式ファイルのファイル名は,次に示す起動部品で指定します。
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ActiveX起動部品:XLSXFileNameプロパティ
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Java起動部品:setXLSXFileNameメソッド
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COBOL起動部品:OutputXLSXReport関数(XLSXFILENAMEパラメタ)
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コマンド起動部品(eurpmcコマンド):/xlfnオプション
出力するExcel形式ファイルのシート名は,「sheet+Excel形式ファイル内でのシート番号」となります。
- 例:2ページの帳票を出力した場合
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出力された帳票の1シート目
シート名:「sheet1」
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出力された帳票の2シート目
シート名:「sheet2」
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(2) ページとシート
(a) ページ単位でシートを分けるかどうかの設定
Excel形式ファイルに出力するときのシートの分け方を環境変数EURPS_EXCEL_REPEAT_MODEで設定できます。
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ページ単位でシートを分ける設定の場合(デフォルト)
ページごとにExcelのシートを分けて出力します。
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ページ単位でシートを分けない設定の場合
キーブレイクによる改ページごとにExcelのシートを分けて出力します。縦方向の繰り返しを1シート内で出力できます。
なお,次に示す機能はシート単位に処理されます。
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ページ番号
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出力ページ
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ページ集計
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集計ページ
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印刷開始ページ
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印刷終了ページ
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ログに出力されるページ数
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ページ単位でシートを分ける場合とページ単位でシートを分けない場合の出力例を次の図に示します。
環境変数EURPS_EXCEL_REPEAT_MODEの設定値については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。
(b) ページが指定されたアイテムの出力
アイテムの出力ページが指定されていた場合,そのアイテムは指定したページに該当するシートだけに出力されます。
(c) 出力シート数の制限
出力するシート数の上限は100です。出力しようとするシート数が100を超えた場合,先頭(最初のシートまたは印刷開始ページで指定されたシート)から100シートだけを出力し,メッセージ(KEEU321-W)を出力して終了します。
また,ページ単位でシートを分けない設定の場合,縦繰り返しのExcelのシート上での行数の上限は1シートあたり10,000です。行数が10,000を超えるときは,10,000行までを出力し,メッセージ(KEEU322-W)を出力して終了します。