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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド


8.2.7 システムの階層構成の同期

IM構成管理では,拠点マネージャーでシステムの階層構成を定義した場合には,統合マネージャーと拠点マネージャーの間で,システムの階層構成の同期を取る必要があります。

詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「3.2.4(3) システムの階層構成をIM構成管理が管理するシステムに反映する」を参照してください。

システムの階層構成の同期は,[IM構成管理]画面の[ホスト一覧]ページまたは[IM構成]ページで実行します。

図8‒14 IM構成管理によるシステムの階層構成の同期

[図データ]

統合マネージャーでシステムの階層構成の同期を実行すると,統合マネージャーでjbsrt_syncコマンドが実行されます。統合マネージャーの構成定義情報が収集され,同期が取られたあと,システムの階層構成内の全ホストの構成定義情報が更新されます。また,拠点マネージャーで管理しているリモート監視構成の情報が収集されます。リモート監視構成の同期は,拠点マネージャーのJP1/IM - Managerのバージョンが09-50以降で,IM構成管理サービスが起動している必要があります。なお,IM構成管理サービスが起動していない場合は,エラーメッセージが表示され,リモート監視構成の取得が失敗します。エージェント構成の同期だけ必要な場合は,リモート監視構成取得失敗のエラーメッセージを無視してください。リモート監視構成の同期も必要な場合は,IM構成管理サービスを起動してください。拠点マネージャーで管理しているIM構成(エージェント構成およびリモート監視構成)の各ホストが,[IM構成管理]画面のツリー表示領域の拠点マネージャー配下に薄く表示されます。

なお,統合マネージャーの下位に拠点マネージャーが定義されていない場合は,エラーメッセージが表示されて,システムの階層構成の同期が実行されません。