Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


3.12.2 スマートデバイスマネージャーでSSL通信用サーバ証明書を設定する手順

SSL通信用サーバ証明書、および秘密鍵をスマートデバイスマネージャーに設定します。

操作手順

  1. SSL通信用サーバ証明書および秘密鍵を次のフォルダに格納します。

    JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ\mgr\uC\httpsd\conf\ssl\server

  2. httpsd.confファイルに定義を追加します。

    httpsd.confファイルの格納先は次のとおりです。

    JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ\mgr\uC\httpsd\conf

    次に示すような特定行のコメントアウトや追記をします。

    ServerName localhostまたはホスト名
     
    #--途中省略--
    Listen 26080
    <VirtualHost localhostまたはホスト名:26080>
    <Location /jp1itdm2sdm>
         Allow from all
    </Location>
    </VirtualHost>
     
    Listen 26056
    <VirtualHost localhost:26056>
    <Location /rest>
         Allow from command
    </Location>
    </VirtualHost>
     
    #--以下のコメントアウトを解除する--
    Listen 26055
    <VirtualHost ホスト名:26055>
        SSLEnable
        SSLProtocol TLSv1 TLSv11 TLSv12
        SSLCertificateFile "JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ/mgr/uC/httpsd/conf/ssl/server/newcert.pem" 
        SSLCertificateKeyFile "JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ/mgr/uC/httpsd/conf/ssl/server/newkeyRSA.pem" 
        #SSLCertificateKeyPassword "JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ/mgr/uC/httpsd/conf/ssl/server/.keypasswd" 
        LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
        LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so
        <Location /server01/api/v1.0>
            ProxyPass http://localhost:26057/rest/itdmsdapi
            Allow from all
        </Location>
        <Location /server01/api/version>
            ProxyPass http://localhost:26057/rest/itdmsdapi/version
            Allow from all
        </Location>
    </VirtualHost>
     
    Listen 26057
    <VirtualHost localhost:26057>
    <Location /rest>
         Allow from all
    </Location>
    </VirtualHost>
    #--ここまで--
     
    Include "JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ/mgr/uC/CC/web/redirector/mod_jk.conf"
    (凡例)

    httpsd.pem:サーバ証明書のファイル名(PEM形式)

    httpsdkey.pem:秘密鍵のファイル名(PEM形式)

    .keypasswd:パスワードファイル名

    重要

    チェーンしたCAで発行されたサーバ証明書を使用して運用する場合、チェーンCAの証明書をSSLCACertificateFileに設定します。複数の証明書ファイルを連結させて、1つのファイルに複数の証明書が混在できます。

    使用例

    SSLCACertificateFile "JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ/mgr/uC/httpsd/conf/ssl/cacert/anycert.pem"

    重要

    Webサーバの秘密鍵作成時にパスワードを設定した場合、パスワードの作成コマンド(sslpasswd.batコマンド)でパスワードファイルを作成し、SSLCertificateKeyPasswordディレクティブを設定する必要があります。

    重要

    スマートデバイスマネージャー以外のマシンから管理者コンソールを使用する場合、httpsd.confを次に示す手順で変更してください。

    1. httpsd.confをテキストエディタで開きます。

      httpsd.confファイルの格納先は次のとおりです。

      JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager(スマートデバイスマネージャー)のインストール先フォルダ\mgr\uC\httpsd\conf

    2. localhost部分をスマートデバイスマネージャーのホスト名またはIPアドレスに変更します。

      httpsd.confファイルの該当箇所は以下のとおりです。

      ServerName localhost

    3. localhost部分の後ろにスマートデバイスマネージャーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号を追記します。

      httpsd.confファイルの該当箇所は以下のとおりです。

      <VirtualHost localhost:26080>

      なお、ホスト名に複数のIPアドレスを割り当てている環境でホスト名を追記した場合、最初に解決されるIPアドレスだけが接続許可されます。

    4. JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager(スマートデバイスマネージャー)のサービス「JP1/ITDM2 - Smart Device Manager Web Server」を再起動します。

関連項目