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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


付録G.6 パスワードファイルの作成(sslpasswd.bat)

Webサーバ起動時のパスワードの入力を省略する場合は、パスワードファイルを作成します。

パスワードによって保護されているサーバ秘密鍵を使用する場合、パスワードをあらかじめファイルに格納しておき、ディレクティブを設定することで、サーバ起動時のパスワード入力を省略できます。その流れを次に示します。パスワードによって保護されているサーバ秘密鍵を使用する場合には、この作業は必須です。

  1. openssl.bat genrsaコマンドによって、パスワード付きのサーバ秘密鍵を作成する

  2. sslpasswd.batコマンドによって、パスワードファイルを作成する

  3. 作成したパスワードファイルを指定したSSLCertificateKeyPasswordディレクティブを、サーバ秘密鍵ファイルを指定したSSLCertificateKeyFileディレクティブとともにhttpsd.confに設定する

  4. サーバを起動または再起動する

    重要

    パスワードファイルの内容の漏えいには注意する必要があります。サーバ秘密鍵の格納ディレクトリに加え、パスワードファイルの格納ディレクトリでも、他ユーザーからのアクセスを禁止するようにディレクトリパーミッションやファイルパーミッションの設定をしてください。

形式

sslpasswd.bat サーバ秘密鍵ファイル名 パスワードファイル名

引数

サーバ秘密鍵ファイル名

パスワードによって保護されたサーバ秘密鍵を指定します。openssl.bat genrsaコマンドで作成した秘密鍵のファイルを指定してください。

パスワードファイル名

パスワードファイルを出力するファイル名を指定します。

重要

パスワードファイル名として、既存のファイル名は指定できません。

使用例

パスワードファイルkeypasswdを作成する場合の使用例を次に示します。

sslpasswd.bat httpsdkey.pem .keypasswd

関連項目