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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


付録L 用語解説

(英字)

Androidポリシー

JP1/ITDM2 - SDMでAndroid端末の機能や利用ルールを一括設定するためのポリシーです。スマートデバイスマネージャーで設定し、管理対象のスマートデバイスに適用します。

APNs

Apple社が提供するApple Push Notification Serviceの略称です。

Comet

Webアプリケーションを構築する際に利用される技術の名称で、サーバがクライアントからのリクエストに対しすぐに応答しないで保留状態にしておき、サーバ上でイベントが発生したタイミングでレスポンスを返すことができる技術のことです。

Comet接続

JP1/ITDM2 - SDMではAndroid端末への要求実行を実現する手段としてCometの技術を使用しています。Android端末とJP1/ITDM2 - SDMとのCometの技術を用いたHTTP接続を指します。

iOSプロファイル

JP1/ITDM2 - SDMでiOS端末の機能や利用ルールを一括設定するためのポリシーです。スマートデバイスマネージャーで設定し、管理対象のスマートデバイスに適用します。事前にiPhone構成ユーティリティで構成プロファイルとして作成し、JP1/ITDM2 - SDMでiOSプロファイルとして使用します。

iPhone構成ユーティリティ

Apple社が提供する構成プロファイルの作成ツールです。構成プロファイルの作成のほかに、構成プロファイルをスマートデバイスにインストールするときにも使用します。

JP1/IT Desktop Management 2

機器管理、セキュリティ管理、資産管理の観点から、IT資産を管理するシステムです。

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスAndroidエージェント)

JP1/ITDM2 - SDMの、Android端末に対するエージェント機能を提供するプログラムです。

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスiOSエージェント)

JP1/ITDM2 - SDMの、iOS端末に対するエージェント機能を提供するプログラムです。

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスエージェント)

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスAndroidエージェント)とJP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスiOSエージェント)の総称です。

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)

JP1/ITDM2 - SDMのサーバ機能を提供するプログラムです。

JP1/ITDM2 - SDM(通信サーバ)

JP1/ITDM2 - SDMの通信サーバ機能を提供するプログラムです。

JP1/ITDM2 - SDM(メッセージングサーバ)

Android端末とのComet機能を提供するプログラムです。

OMA-DM

Open Mobile Alliance (OMA) Device Management (DM)の略称です。モバイル関連のアプリケーションの標準化を進めるOpen Mobile Allianceが策定したデバイス管理プロトコルのことです。OMA-DMでは、プロビジョニング、デバイスの設定、ソフトウェアのアップグレードなどの機能を提供します。

OMA-DM Client

Android端末側に配置するOMA-DMのクライアントプログラムです。

(カ行)

管理者のコンピュータ

JP1/ITDM2 - SDMの管理者が、JP1/ITDM2 - SDMにログインするためのコンピュータです。

構成プロファイル

デバイス・セキュリティポリシー、VPN構成情報、Wi-Fi設定、APN設定、Exchangeアカウント設定、メール設定、iPhoneやiPadからのエンタープライズシステムの操作を許可する証明書を含む、XMLファイルです。Apple社が提供するiPhone構成ユーティリティで作成できます。

(サ行)

参照権限

JP1/ITDM2 - SDMのユーザーアカウントを作成すると設定される権限です。設定画面以外の画面を参照できます。各画面での情報追加、設定変更などはできません。

システム管理権限

JP1/ITDM2 - SDMのユーザーアカウントに設定できる権限の一つです。この権限をユーザーアカウントに設定することで、JP1/ITDM2 - SDMを管理する機能全般を使用できます。

重大度

管理者によるJP1/ITDM2 - SDM操作時のイベントや、セキュリティポリシーの検証結果を表します。「緊急」、「警戒」、「情報」の3種類です。

初期化

スマートデバイスを遠隔操作して、工場出荷状態に初期化(ワイプ)します。スマートデバイスの紛失・盗難時に、第三者からの不正使用を防止するなどの目的で使用します。

スマートデバイス

携帯式の小型端末機です。スマートフォン、タブレットPCなどが該当します。

スマートデバイスマネージャー

JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスマネージャー)がインストールされたコンピュータです。

セキュリティのルール

スマートデバイスを管理するための、次の3つのルールの総称です。

  • セキュリティポリシー

  • Androidポリシー

  • iOSプロファイル

セキュリティポリシー

JP1/ITDM2 - SDMで、スマートデバイスの利用状況を監視するためのポリシーです。利用を監視する電話番号、Webサイトおよびアプリケーションを、スマートデバイスの危険レベルを判定するための条件として設定できます。スマートデバイスマネージャーで設定して、管理対象のスマートデバイスに適用します。

(タ行)

通信サーバ

JP1/ITDM2 - SDM(通信サーバ)がインストールされたコンピュータです。

(ハ行)

パスコード

iOS端末でロックを解除するためのパスワードです。

プロビジョニング

JP1/ITDM2 - SDMが管理するスマートデバイス上で稼働するJP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスエージェント)に対して、接続先URLやインベントリ取得間隔などの設定を自動で変更する機能のことです。

(マ行)

メッセージングサーバ

JP1/ITDM2 - SDM(メッセージングサーバ)がインストールされたコンピュータです。

メニューエリア

操作画面の左側に表示されるエリアです。選択した画面に応じてメニューが表示されます。各メニューの項目を選択すると、操作画面の右側のインフォメーションエリアに、対応する情報が表示されます。

(ラ行)

ロック

スマートデバイスを遠隔操作して、操作できない状態にします。スマートデバイスの紛失・盗難時に、第三者からの不正使用を防止するなどの目的で使用します。