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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


1.13.1 ソフトウェアをインストールする流れ

ソフトウェアの新規導入やバージョンアップなどに伴って、組織内のコンピュータにソフトウェアをインストールする場合は、配布機能を利用できます。

組織内のコンピュータにソフトウェアを配布してインストールする流れを次に示します。

1.ソフトウェアのインストール状況を確認する

ソフトウェアをバージョンアップしたりライセンスを追加したりする場合は、ソフトウェアのインストール状況を確認して必要な本数を把握します。その後、確認結果に応じて必要な本数だけソフトウェアを購入します。

2.ソフトウェアの配布計画を立てる

ソフトウェアを配布する前に配布計画を立てます。また、配布計画は事前に利用者に通知しておきます。

3.コンピュータにソフトウェアをインストールする

ソフトウェアをインストールするには、インストールするソフトウェアを登録したパッケージと、パッケージを配布するタスクを作成します。タスクに指定したスケジュールに従って、パッケージが配布されます。

4.タスクの実行結果を確認する

配布の実行状況を確認します。配布またはインストールに失敗したコンピュータがある場合は、原因を確認して対処したあと、タスクを再実行します。

指定したすべてのコンピュータにソフトウェアがインストールされます。

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〈この項の構成〉

(1) ソフトウェアのインストール状況を確認する

ソフトウェアをバージョンアップしたりライセンスを追加したりする場合、配布が必要な本数を把握するために事前にソフトウェアのインストール状況を確認します。その後、確認結果に応じて必要な本数だけソフトウェアを購入します。

ソフトウェアのインストール状況とライセンスの利用状況は、資産画面の[管理ソフトウェア]画面で確認できます。

[図データ]

ソフトウェアをバージョンアップする場合、バージョンアップ対象となる古いバージョンのソフトウェアがインストールされているコンピュータ台数を確認してください。ソフトウェアライセンスを追加する場合は、インストール先となるコンピュータの台数を確認してください。

ヒント

ソフトウェアライセンスを追加する場合、余剰ライセンスがあるかどうかを確認することをお勧めします。余っているソフトウェアライセンスを使用して、不足分だけを購入すると余剰ライセンスを活用できます。

ソフトウェアの購入数が決まったら、業者に発注します。購入したソフトウェアは、JP1/IT Desktop Management 2に資産情報(ソフトウェアライセンス情報と管理ソフトウェア情報)を登録して、ソフトウェアライセンスの利用状況を把握できるようにします。

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(2) ソフトウェアの配布計画を立てる

ソフトウェアを配布する前に配布計画を立てます。また、配布計画は事前に利用者に通知しておきます。

1.ソフトウェアの配布計画を立てる

ソフトウェアの配布計画として、次のような項目を検討します。

  • ソフトウェアを配布するコンピュータ

  • ソフトウェアを配布する日時

    ソフトウェアを配布する日時は、ネットワークの負荷を考慮して検討してください。例えば、業務に支障がないように夜間に配布する、コンピュータの台数が多いので複数日に分けて配布するなどの計画を立てます。

なお、配布機能を実行するには事前に必要な準備があります。

ヒント

ソフトウェアを配布する前に、テスト用のコンピュータを使用して、ソフトウェアが正常に配布されてインストールされるか確認することをお勧めします。

2.利用者にソフトウェアの配布計画を通知する

インストールが計画どおりに実行されるように、また、インストールに伴う問い合わせが発生しないように、ソフトウェアの配布計画を事前にコンピュータの利用者に通知しておきます。例えば、次のような情報を通知します。

  • ソフトウェア名

  • バージョン

  • 配布理由

  • 配布日時

  • 注意事項

コンピュータにソフトウェアを配布するための準備が整います。

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(3) コンピュータにソフトウェアをインストールする手順

[ソフトウェアをインストールしましょう]ウィザードを使って、利用者のコンピュータにソフトウェアを配布してインストールできます。

[ソフトウェアをインストールしましょう]ウィザードでは、インストールするソフトウェアを登録したパッケージと、パッケージの配布を実行するタスクを作成します。ウィザードを完了すると、タスクに指定したスケジュールに従って、パッケージが配布されます。

コンピュータにソフトウェアをインストールするには:

  1. 配布(ITDM互換)画面を表示します。

  2. メニューエリアで[パッケージ]−[パッケージ一覧]を選択します。

  3. インフォメーションエリアで[操作メニュー]から[インストールウィザードを起動する]を選択してウィザードを起動します。

  4. [はじめに...]画面でウィザードの流れを確認して、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. [ソフトウェアを指定する]画面で[新しいパッケージを作成する]を選択して、パッケージに登録するファイルを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    事前にパッケージを作成している場合は、作成済みのパッケージを選択することもできます。

  6. [パッケージを設定する]画面でパッケージ情報を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

  7. [パッケージ配布タスクを作成する]画面で、配布を実行するスケジュールなどを設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

    [対象のコンピュータでの動作]をクリックすると、インストールを実行するタイミングや、利用者に通知するメッセージなどを設定できます。

  8. [対象のコンピュータを選択する]画面で、[変更]ボタンをクリックします。

  9. [対象のコンピュータの変更]ダイアログで、ソフトウェアをインストールするコンピュータを指定して、[OK]ボタンをクリックします。

  10. [次へ]ボタンをクリックします。

  11. [設定内容を確認する]画面で、設定内容を確認して[完了]ボタンをクリックします。

  12. [完了!]画面で、[閉じる]ボタンをクリックします。

作成したタスクのスケジュールに従って、指定したコンピュータにソフトウェアが配布されてインストールされます。タスクの実行状況は、配布(ITDM互換)画面の[タスク]画面で確認してください。

ヒント

急ぎの業務や重要な業務の最中は、利用者側でソフトウェアのインストールを延期できます。

重要

Windowsストアアプリの場合、インストールタスクの登録はできますが、実際のインストールは実行されません。Windowsストアアプリをインストールするときは、対象のコンピュータで個別に実施してください。

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(4) タスクの実行結果を確認する流れ

配布(ITDM互換)画面の[タスク]画面で、タスクの実行状況を確認できます。

[図データ]

タスクの実行状況は、完了するまで定期的に確認することをお勧めします。タスクの実行に失敗したコンピュータがある場合は、タスクが失敗した原因を確認して対処したあと、タスクを再実行してください。

ヒント

配布管理のイベント(タスク完了、タスク失敗など)が発生したときに自動的にメールで通知するように設定できます。

1.タスクの実行状況を確認する

配布(ITDM互換)画面の[タスク]画面で、実行状況を確認したいタスクを選択します。タスクを選択すると、下部のタブにタスクの情報が表示されます。[タスク情報]タブで[タスク状態の詳細]−[進捗状況(完了/対象)]を確認して、タスクが問題なく完了しているか確認します。

ヒント

次の場合、タスク一覧からタスクの情報は自動削除されます。

管理者が実行するタスク

・配布完了後30日経過した

・タスクの対象の機器台数が0件になった

自動対策で実行されるタスク

・配布完了後7日経過した

・タスクの対象の機器台数が0件になった

・セキュリティポリシーの自動対策の設定を解除した(更新プログラムまたは使用ソフトウェア)

2.失敗したタスクの原因を確認して対処する

タスクの実行に失敗したコンピュータがある場合は、[タスク情報]タブの[失敗]のリンクをクリックしてください。[タスク状態]タブに移動して、タスクの実行に失敗したコンピュータの一覧が表示されます。

[タスク状態]のリンクをクリックすると、表示されるダイアログでタスク状態の詳細が確認できます。タスクが失敗した原因を確認して対処してください。

3.タスクを再実行する

タスクが失敗した原因を取り除いたら、タスクを再実行します。

タスクの設定を変えないで、すぐにタスクを再実行する場合

同じ設定でタスクをすぐに実行する場合は、タスクを再実行します。

タスクの設定を変えて再実行する場合

実行スケジュールや対象コンピュータを変更する場合は、タスクを編集またはコピーしてからタスクを実行します。

指定したコンピュータに対して、タスクが再実行されます。

ヒント

配布(ITDM互換)画面の[タスク]−[タスク一覧]画面で表示される経過時間は、タスク状態が実行中の場合は開始時刻からの経過時間を表示しており、実際のタスク完了時刻と異なる場合があります。

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