Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


9.2.13 定義情報ごとのバックアップとリストア(プロセス監視の定義テンプレートの定義情報)

ここでは,プロセス監視の定義テンプレートの定義情報だけをバックアップおよびリストアする手順について説明します。

注意

プロセス監視の定義テンプレートの定義情報だけをバックアップまたはリストアする場合,ディレクトリを手動でコピーし,任意の場所に保存してください。リストアする場合は,必ずPFM - Web Consoleのサービスを停止してから実行してください。ただし,プロセス監視の定義テンプレートの定義情報にはディレクトリ構成も含まれているため,ファイルやディレクトリの一部だけでなく,プロセス監視の定義テンプレートの定義情報を格納しているディレクトリ全体を,一括バックアップおよび一括リストアする必要があります。

プロセス監視の定義テンプレートの定義情報は,デフォルトではPFM - Web Consoleホストの次の場所にあります。

注意

プロセス監視の定義テンプレートの定義情報の格納先ディレクトリをデフォルトから変更している場合は,初期設定ファイル(config.xml)のprocessMonitoringTemplatesRepositoryで指定しているディレクトリが一括バックアップおよび一括リストアの対象となります。

〈この項の構成〉

(1) プロセス監視の定義テンプレートの定義情報をバックアップする

ここでは,プロセス監視の定義テンプレートの定義情報を格納しているディレクトリ全体を,バックアップする方法を説明します。なお,ここでは格納先がデフォルトのままである場合を例に説明します。

プロセス監視の定義テンプレートの格納先ディレクトリ

  1. PFM - Web Consoleサービスを停止する。

    サービスの停止方法については,「1.3.2 監視コンソールサーバのサービスを停止する」を参照してください。

    PFM - Web Consoleをバックアップする場合は,サービスが動作中であってもバックアップできます。ただし,バックアップ中に実行禁止となる操作があります。詳細については,「表9-12 サービス動作中にPFM - Web Consoleをバックアップする場合の禁止操作」を参照してください。

  2. プロセス監視の定義テンプレート格納先ディレクトリから「system」ディレクトリと「user」ディレクトリをバックアップする。

    フォルダは任意の場所にコピーするなどしてバックアップしてください。

  3. PFM - Web Consoleサービスを起動する。

    サービスの起動方法については,「1.2.2 監視コンソールサーバでサービスを起動する」を参照してください。

(2) プロセス監視の定義テンプレートの定義情報をリストアする

ここでは,プロセス監視の定義テンプレートの定義情報を格納しているディレクトリ全体を,リストアする方法を説明します。なお,ここでは格納先がデフォルトのままである場合を例に説明します。

プロセス監視の定義テンプレートの格納先ディレクトリ

  1. PFM - Web Consoleサービスを停止する。

    サービスの停止方法については,「1.3.2 監視コンソールサーバのサービスを停止する」を参照してください。

  2. プロセス監視の定義テンプレート格納先ディレクトリ配下に,バックアップしておいた「system」ディレクトリと「user」ディレクトリをコピーする。

  3. PFM - Web Consoleサービスを起動する。

    サービスの起動方法については,「1.2.2 監視コンソールサーバでサービスを起動する」を参照してください。