Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Performance Management 運用ガイド


1.3.2 監視コンソールサーバのサービスを停止する

〈この項の構成〉

(1) 監視コンソールサーバのサービスを手動で停止する

(a) コマンドでサービスを停止する

サービスをコマンドで停止させるには,jpcwstopコマンドを使用します。

jpcwstop コマンドは,ログインしているホスト上のサービスだけを停止させることができます。リモートホストのPerformance Management プログラムのサービスは停止できません。

  1. 監視コンソールサーバ(PFM - Web Consoleがインストールされているホスト)にログインする。

  2. 管理者コンソールを開く。

  3. jpcwstopコマンドを実行する。

    jpcwstopコマンドは,次のフォルダに格納されています。

    • Windowsの場合

      PFM - Web Consoleのインストール先フォルダ\tools\

    • UNIXの場合

      /opt/jp1pcwebcon/tools/

    コマンドを実行すると,PFM - Web ServiceサービスおよびPFM - Web Consoleサービスが停止します。

(b) コントロールパネルからサービスを停止する

  1. Windowsの[サービス]を選択する。

  2. [サービス]ダイアログボックスの「PFM - Web Service」サービスを右クリックし,プルダウンメニューから「停止」を選択する。

  3. 「PFM - Web Console」サービスを右クリックし,プルダウンメニューから「停止」を選択する。

(2) 監視コンソールサーバの自動停止を設定または解除する(Windowsの場合)

システム終了時にサービスが自動的に停止するため,必要な操作はありません。

(3) 監視コンソールサーバのサービスの自動停止を設定または解除する(UNIXの場合)

インストール時のデフォルトでは,システムの停止時にサービスが自動で停止されるように設定されていません。

システム終了時にサービスを自動で停止させるには,PFM - Web Console用のサービス自動停止スクリプトファイル(jpcw_stop)をPFM - Web Consoleのインストールフォルダに格納します。サービスの自動停止を解除するには,格納したjpcw_stopファイルを削除します。

サービスの自動停止の設定手順を次に示します。

重要
  • 次の環境では,サービスの自動停止だけを単独で設定できません。サービスの自動停止を有効にする場合は自動起動も有効に設定する必要があります。また,サービスの自動起動を無効にする場合は自動停止も無効に設定する必要があります。

    ・CentOS 7以降

    ・Linux 7以降

    ・Oracle Linux 7以降

    ・SUSE Linux 12以降

  • 次の環境でサービスの自動起動および自動停止を設定している場合,jpcwstartコマンドでサービスを起動すると,OS停止時にサービスが正常に自動停止しません。

    ・CentOS 7以降

    ・Linux 7以降

    ・Oracle Linux 7以降

    ・SUSE Linux 12以降

    自動停止させたい場合は,systemctlコマンドですべてのPerformance Managementのサービスを再起動してください。または,jpcwstartコマンドで起動したサービスを,jpcwstopコマンドを実行して手動で停止してください。

    systemctlコマンドでサービスを再起動する場合の実行例を次に示します。

    > systemctl stop jp1_webcon

    > systemctl start jp1_webcon

  1. サービスの自動停止を設定するホストにログインする。

  2. 次のコマンドを実行して,/opt/jp1pcwebconディレクトリに移動する。

    cd /opt/jp1pcwebcon
  3. PFM - Web Consoleのサービス自動停止スクリプトファイルを設定する。

    • サービス自動停止スクリプトの.modelファイル名:jpcw_stop.model

    • サービス自動停止スクリプトファイル名:jpcw_stop

    サービス自動停止スクリプトの.modelファイルをサービス自動停止スクリプトファイルにコピーし,実行権限を与えます。次のように指定してコマンドを実行します。

    cp -p jpcw_stop.model jpcw_stop
    chmod 555 jpcw_stop
  4. サービスの自動起動を設定する。

    次の環境の場合だけ,「1.2.2(3) 監視コンソールサーバのサービスの自動起動を設定または解除する(UNIXの場合)」のサービスの自動起動の設定手順を実施して,サービスの自動起動を有効にしてください。

    • CentOS 7以降

    • Linux 7以降

    • Oracle Linux 7以降

    • SUSE Linux 12以降

サービスの自動停止の解除手順を次に示します。

重要

自動停止を設定して運用していた環境で,一度自動停止の設定を解除し,再度自動停止を設定する運用に戻す場合,サービスの自動停止の設定手順を実施する必要があります。

  1. サービスの自動停止の設定時に格納したjpcw_stopファイルを削除する。