9.2.5 ファイルコピーでの定義情報のバックアップとリストア(PFM - Web Consoleの場合)
- 〈この項の構成〉
(1) 定義情報をバックアップする
定義情報をバックアップする場合は,次に示す前提条件を確認した上で行ってください。
- 前提条件
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-
Performance Managementのすべてのサービスが停止していること。
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- 注意
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バックアップを取得する際は,取得した環境の製品バージョン番号を管理するようにしてください。製品バージョン番号の詳細については,リリースノートを参照してください。
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ファイルのパス長には上限があり,OSによって異なります。バックアップ先ディレクトリのフルパスのパス長が上限を超過した場合,バックアップが正しく行われません。バックアップを取得した後,正しくコピーできていることを確認してください。
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定義情報をバックアップする手順を次に示します。
-
バックアップを実行するホストにログインする。
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ホスト内のすべてのPFM - Web Consoleのプログラムおよびサービスが停止していることを確認する。
-
定義情報ファイルを任意のバックアップ先にコピーする。バックアップが必要な定義情報ファイルについては,「9.2.6 ファイルコピーでのバックアップ対象ファイル一覧(Windowsの場合)」または「9.2.7 ファイルコピーでのバックアップ対象ファイル一覧(UNIXの場合)」を参照のこと。
PFM - Web Consoleをバックアップする場合は,サービスが動作中であってもバックアップできます。ただし,次の表に示す操作は,バックアップ対象の定義情報を更新するため,バックアップ中に実行しないでください。
操作 |
該当する画面 |
更新される定義情報 |
|
---|---|---|---|
ベースラインの登録 |
エージェント階層 |
[ベースライン]画面 |
ブックマークの定義情報 |
ブックマークまたは複合ブックマークの登録 |
[ブックマーク]画面 |
||
複合ブックマークの編集 |
ブックマーク階層 |
[編集]画面 |
|
タイリング表示レイアウトの保存 |
[タイリング表示]画面 |
||
ブックマークフォルダの新規作成 |
[新規フォルダ]画面 |
||
ブックマークフォルダ,ブックマーク,複合ブックマークまたはベースラインの名称変更 |
[名前の変更]画面 |
||
ブックマークフォルダ,ブックマーク,複合ブックマーク,登録レポートまたはベースラインの削除 |
[ブックマーク階層]画面 ([削除]メソッド) |
||
アプリケーション定義のテンプレートの新規作成 |
エージェント階層 |
[プロセス監視の設定 > アプリケーション定義のテンプレートの新規作成]画面 |
プロセス監視の定義テンプレートの定義情報 |
アプリケーション定義のテンプレートの編集 |
[プロセス監視の設定 > アプリケーション定義のテンプレートの編集]画面 |
||
アプリケーション定義のテンプレートの削除 |
[プロセス監視の設定 > アプリケーション定義のテンプレートの削除]画面 |
||
アプリケーション定義のテンプレートの保存 |
[プロセス監視の設定 > アプリケーション定義のテンプレート保存]画面 |
||
jpcmkkeyコマンドの実行 |
− |
− |
接続先のPFM - Managerの情報 |
jpcwconf https enableコマンドの実行 |
− |
− |
Webサーバの設定ファイル |
jpcwconf https disableコマンドの実行 |
− |
− |
Webサーバの設定ファイル |
- (凡例)
-
−:該当しない
(2) 定義情報をリストアする
定義情報をリストアする場合は,次に示す前提条件を確認した上で行ってください。
- 前提条件
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リストアするホストのPFM - Web Consoleのサービスが停止していること。
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それぞれのホストで,バックアップしたホスト名とリストアするホスト名が一致していること。
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- 注意
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Performance Managementの設定情報をリストアする場合,バックアップを取得した環境とリストアする環境の製品バージョン番号が完全に一致している必要があります。製品バージョン番号の詳細については,リリースノートを参照してください。
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リストアを実行するホストにログインする。
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物理ホストおよび論理ホスト上のすべてのPFM - Web Consoleのサービスが停止していることを確認する。
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バックアップした定義情報ファイルで,ホスト上の定義情報ファイルを上書きする。
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PFM - Web Consoleのサービスを起動する。
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