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JP1 Version 12 パフォーマンス管理 基本ガイド


1.5.5 監視マネージャーと監視エージェントが通信できているかを確認する(Windowsの場合)

監視マネージャーと監視エージェントが通信できているかを確認するために,監視マネージャー上で,監視エージェントのサービスの状態を確認します。各監視エージェントのサービスの状態が「Active」となっていれば,正しく通信できています。

前提条件

この作業で使用するコマンドの格納先は,次のとおりです。

PFM - Managerのインストール先フォルダ\tools

操作手順

  1. PFM - Managerがインストールされているホストに,Administrators権限でログインする。

  2. jpctool service listコマンドを実行して,次のサービスが起動していることを確認する。

    • Action Handlerサービス

    • Agent Collectorサービス

    • Agent Storeサービス

    コマンドの実行例

    jpctool service list -id * -host *

    Linuxの場合,ワイルドカードがシェルで解析されてしまい,コマンドの実行に失敗することがあります。その場合は,「"*"」のように「"」で囲んで指定してください。

    次のように,実行結果のStatusが「Active」となっていればサービスが起動されています。

    [図データ]

  3. 実行結果のStatusが「Inactive」または「S active」だった場合は,設定を見直す。

    ヒント

    Statusが「Inactive」となる場合は,次の原因が考えられます。

    • PFM - BaseまたはPFM - Agent Option for Platformのサービスが停止している

    • 監視マネージャーまたは監視エージェントのホスト名が解決されていない

    • 監視マネージャーまたは監視エージェントがファイアウォール環境で,Performance Managementで使用するポート番号での通信が許可されていない

    Statusが「S active」となる場合は,次の原因が考えられます。

    • PFM - Managerのサービスが停止している

    • 監視マネージャーと監視エージェントでポート番号が一致していない

    • 監視マネージャーまたは監視エージェントがファイアウォール環境で,Performance Managementで使用するポート番号での通信が許可されていない

    なお,ファイアウォール環境で通信を許可するためには,Performance Managementで使用するポート番号を固定しておく必要があります。

次の作業

監視コンソール上で監視エージェントを表示します。

関連項目