3.16.2 プロセス視点での案件の集計
プロセス視点では,特定のシステム内にあるプロセスの状況をシステム視点よりも詳細に確認できます。
プロセス視点のメイン画面(案件状況)を次の図に示します。
プロセス視点の場合の状況確認および対象案件一覧について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 状況確認
状況確認には,プロセスごとに案件数が集計されます。なお,一時受付プロセスワークボードに登録されている案件は,インシデント管理の案件として集計されます。メイン画面(案件状況)のメニューで「プロセス視点」を選択している場合は,下位の全システムの案件数が集計されます。メニューで特定のシステムを選択している場合は,選択しているシステムの案件数だけが集計されます。
状況確認に表示される項目を次の表に示します。
項目 |
説明 |
---|---|
プロセス |
各プロセスが表示される。次の条件に当てはまる場合に,プロセス名をクリックすると,該当する[プロセスワークボード参照]画面が表示される。
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種別 |
案件数の種別が次の3種類表示される。
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未完了 |
ステータスが「クローズ(ステータスID:JIMSD_STAT_CLOSE)」※2以外の案件数。 |
未処理 |
ステータスが「受付(ステータスID:JIMSD_STAT_INQUIRY)」※2の案件数。 |
審議中 |
ステータスが「審議中(ステータスID:JIMSD_STAT_DISCUSSING)」※2の案件数。 |
長期化 |
次の条件をすべて満たす案件数。
[しきい値設定]タブの詳細については,「3.2.1(3) プロセスワークボードの設定」を参照のこと。案件集計プロパティファイルの詳細については,「13. 定義ファイル」の「案件集計プロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting_kpi.properties)」を参照のこと。 |
最優先 |
次の条件をすべて満たす案件数。
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当日期限 |
ステータスが「クローズ(ステータスID:JIMSD_STAT_CLOSE)」※2以外で,今日が期限になっている案件数。なお,前月比および前週比は「−」で表示される。 |
増減アイコン※1 |
前週および前月との差分を示すアイコン。次の3種類がある。
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件数のアンカーをクリックすると,対象案件一覧に対象となっている案件が一覧で表示されます。各プロセスの件数の欄は,案件数が一定の数を超えると赤く警告表示されます。また,メニューで「プロセス視点」を選択して,参照できる全対象システムの案件数を表示している場合は,案件数が一定の数を超えた対象システムが一つでもあると,赤く警告表示されます。
また,プロセスワークボードがない場合,または参照権限がないプロセスワークボードの場合は,そのプロセスの集計結果だけ「−」で表示されます。
(2) 対象案件一覧
状況確認で選択した項目の対象案件が,作業期限の昇順で最大100件表示されます。
案件のタイトルからは,[案件参照]画面,[履歴の表示]画面,[進捗表示]画面,および[作業状況の表示]画面を表示できます。また,担当者からは,[メンバー一覧]画面,[ユーザーの詳細情報]画面,[ロール一覧]画面または[ロールの詳細情報]画面を表示できます。
対象案件一覧に表示される各項目については,「3.2.2(1) 案件一覧」を参照してください。なお,メイン画面(案件一覧)の案件一覧で表示される,「I」「P」「C」「R」の列は,メイン画面(案件状況)の対象案件一覧では表示されません。