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JP1 Version 12 JP1/Service Support 構築・運用ガイド


1.3.3 インシデントの登録および作業の効率化

障害が発生した場合,インシデントを案件として登録し,運用手順に基づき作業します。その際,JP1/IM - View(JP1/IM - Manager)やJP1/NPと連携することで,作業の効率化を図れます。なお,JP1/NPと連携することで,シングルサインオンで該当するJP1/NPの運用手順の画面を表示できます。

運用例を次の図に示します。

図1‒12 インシデントの登録および作業を効率化するための運用例

[図データ]

  1. JP1/IM - Viewの画面から案件を登録するため,JP1/Service Supportの画面を呼び出します。

    なお,JP1/IM - Managerの自動アクションを利用してJP1/Service Supportに案件を登録することもできます。

  2. JP1/Service Supportの画面から,案件に対する運用手順を参照するため,JP1/NPの画面を呼び出します。

  3. JP1/NPの画面から案件を処理するため,JP1/Service Supportの画面を呼び出します。

    その際,案件の作業に対して,呼び出す画面を選択できます。

    案件を参照する場合

    メイン画面(案件一覧)の案件プレビューを呼び出して,案件を参照してください。

    案件をエスカレーションしたい場合

    メイン画面(案件一覧)の案件プレビューを呼び出して,この画面から案件をエスカレーションしてください。

    次の手順に移りたい場合

    [案件編集]画面を呼び出して,作業内容を入力してください。

  4. 案件のステータスを「クローズ」にした場合,JP1/IM - Managerの自動アクション機能によって,自動的にJP1/IM - Viewに表示されたイベントが「対処済み」に変更されます。

該当するJP1/NPの画面を表示するには,JP1イベントが必要です。JP1イベントがない場合は,JP1/NPの画面を表示できません。JP1/IM - Viewの画面またはJP1/IM - Managerの自動アクションから案件を登録する必要があります。

JP1/IM - Viewとの連携の詳細については,「4.2 JP1/IM - Viewとの連携」を参照してください。JP1/IM - Managerとの連携の詳細については,「4.1 JP1/IM - Managerとの連携」を参照してください。JP1/NPとの連携の詳細については,「4.5 JP1/NPとの連携」を参照してください。JP1/Baseのユーザー認証機能を利用する場合については,「5.15 認証方法の検討」を参照してください。