1.3.4 リリース管理の効率化
リリース管理では,サーバ機器のハードディスクの拡張やメモリの増設などの作業を行います。その際,JP1/AOと連携することで,設定変更に伴う作業の自動化および効率化を図れます。なお,JP1/AOと連携することで,シングルサインオンで該当するJP1/AOのサービスを実行する画面を表示できます。
運用例を次の図に示します。
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リリース管理者は,登録された案件に対処内容を入力して,作業内容の承認を依頼します。
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リリース管理責任者は,依頼された案件の作業内容を確認し承認します。
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リリース管理者は,JP1/Service Supportの画面から該当するJP1/AOの[サービス実行]ダイアログボックスを呼び出します。
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リリース管理者は,JP1/Service Supportで入力した案件の作業内容を参照し,サービスの実行に必要な項目を手動で入力して実行します。
なお,サービスの実行完了後に,サービスの実行者あてにメールが送信されます。
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リリース管理者は,送信されたメールに記載されているURLからJP1/AOの[タスク詳細]ダイアログボックスを起動し,サービスの実行結果を確認します。
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リリース管理者は,JP1/Service Supportにログインして該当の[案件編集]画面を起動し,JP1/AOの実行結果を該当する案件に入力します。
その際,該当するJP1/AOの[タスク詳細]画面のURLを「関連情報」に入力しておくと,作業結果の詳細を参照しやすくなります。
JP1/AOとの連携の詳細については,「4.6 JP1/AOとの連携」を参照してください。JP1/Baseのユーザー認証機能を利用する場合については,「5.15 認証方法の検討」を参照してください。