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JP1 Version 12 ITサービス管理 基本ガイド


2.5 案件をエスカレーションする【インシデント管理】

担当している案件「業務システムで発生したアプリケーションの異常終了」が未知のインシデントであった場合に,問題管理にエスカレーションして対処を依頼します。

前提条件

操作を実施するユーザーがインシデント管理の担当者である。

操作手順

  1. [メイン]画面またはメールにある<案件のURL>をクリックして,該当の案件「業務システムで発生したアプリケーションの異常終了」を表示する。

  2. メニューから,[アクション]−[エスカレーション]を選択する。

    [エスカレーション先指定]画面が表示されます。

  3. エスカレーション先のプロセスワークボードを選択する。

    [図データ]

    ここでは,問題管理に対処を依頼するため[問題管理]を選択してください。

  4. [OK]ボタンをクリックする。

    エスカレーション元の案件情報を引き継いだ状態で,[案件作成]画面が表示されます。

  5. エスカレーション先で必要な情報を[案件作成]画面で入力する。

    [図データ]

    次の表の例を参考に編集または設定してください。

    項目

    編集または選択する設定情報

    [担当者]

    ロール名「業務システム問題管理」

    [ステータス]

    受付

    [作業状況]

    次のような情報を入力してください。

    インシデント管理で調査したところ,問題管理での対処が必要であると判断したことを示す内容。

  6. メニューから,[登録]を選択する。

    問題管理のプロセスワークボードに案件が登録されます。

  7. [メイン]画面またはメールにある<案件のURL>をクリックして,該当の案件「業務システムで発生したアプリケーションの異常終了」を表示する。

  8. メニューから,[アクション]−[案件の編集]を選択する。

    [案件編集]画面が表示されます。

  9. 案件の内容を編集する。

    [図データ]

    次の表の例を参考に編集または設定してください。

    項目

    編集または選択する設定情報

    [ステータス]

    対応依頼中

    [作業状況]

    次のような情報を入力してください

    • 担当している案件が未知のインシデントであったことを示す内容。

    • 案件を問題管理にエスカレーションしたことを示す内容。

  10. メニューから,[登録]を選択する。

    [メイン]画面(案件一覧)で選択した案件の編集内容が反映されます。

  11. インシデント管理,および問題管理の管理者へ,案件をエスカレーションしたことを連絡する。

    エスカレーション先の問題管理の管理者にメールによる通知を設定している場合,この手順は不要です。メールによる通知については,マニュアル「JP1/Service Support 構築・運用ガイド」の「メールによる通知」の説明を参照してください。

関連項目