1.1.3 実行日時と実行条件
ジョブをいつ実行するかは,毎日9:00のように実行する日時を指定する方法と,ファイルが作成されたら,というように実行するイベント発生の契機を指定する2種類の方法があります。ジョブはこの実行タイミングの違いによって,次の2種類のジョブがあり,組み合わせるアイテムが異なります。
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日付や時刻のスケジュールに従って実行する 「日時で実行するジョブ」
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イベントを契機に実行する 「イベントで実行するジョブ」
- 〈この項の構成〉
(1) 日時で実行するジョブ
日時で実行するジョブは,ジョブにスケジュールを設定して実行するジョブです。
ジョブの実行スケジュールは,実行日アイテム,実行時刻アイテム,およびカレンダーアイテムの組み合わせで設定します。例えば,毎日実行や月末実行といったアイテムを利用すれば,一度ジョブを登録しておくだけで,自動的に実行日時を算出して繰り返し実行できます。なお,カレンダーは,業務の運用に合わせて,アイテムとして複数作成できます。
(2) イベントで実行するジョブ
イベントで実行するジョブは,ジョブに実行する契機となるイベントを設定するジョブです。
実行する契機となるイベントは,実行条件アイテムで設定します。
実行条件アイテムには,次の5つを利用できます。
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ファイル監視
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任意のイベント監視
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JP1AJS3からの連携監視※
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メール受信監視
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Windowsイベント監視
- 注※
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利用するには,セットアップが必要です。セットアップについては,「2.3.3 AJS3連携機能を使用する場合」,「3.3.1 メッセージ通信サービスのセットアップ」,および「3.3.2 AJS3連携機能に関するセットアップ」を参照してください。