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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


1.1.3 実行日時と実行条件

ジョブをいつ実行するかは,毎日9:00のように実行する日時を指定する方法と,ファイルが作成されたら,というように実行するイベント発生の契機を指定する2種類の方法があります。ジョブはこの実行タイミングの違いによって,次の2種類のジョブがあり,組み合わせるアイテムが異なります。

図1‒4 ジョブの種類

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 日時で実行するジョブ

日時で実行するジョブは,ジョブにスケジュールを設定して実行するジョブです。

ジョブの実行スケジュールは,実行日アイテム,実行時刻アイテム,およびカレンダーアイテムの組み合わせで設定します。例えば,毎日実行や月末実行といったアイテムを利用すれば,一度ジョブを登録しておくだけで,自動的に実行日時を算出して繰り返し実行できます。なお,カレンダーは,業務の運用に合わせて,アイテムとして複数作成できます。

図1‒5 スケジュールを設定するアイテム

[図データ]

(2) イベントで実行するジョブ

イベントで実行するジョブは,ジョブに実行する契機となるイベントを設定するジョブです。

実行する契機となるイベントは,実行条件アイテムで設定します。

実行条件アイテムには,次の5つを利用できます。

注※

利用するには,セットアップが必要です。セットアップについては,「2.3.3 AJS3連携機能を使用する場合」,「3.3.1 メッセージ通信サービスのセットアップ」,および「3.3.2 AJS3連携機能に関するセットアップ」を参照してください。

図1‒6 イベントの契機を設定するアイテム

[図データ]