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JP1 Version 12 JP1/Client Process Automation 構築・運用ガイド


1.1 CPAの特長

コンピュータで実行する業務の中には,毎日行うバックアップや月末の締め処理など,定期的に実行する処理や,注文などの事象をきっかけとして不定期に実行する処理が数多くあります。

さらに,クラウドやデータセンターのように,サービスやデータの所在が仮想化され,一連の処理の実行に複数のコンピュータが関連しあう環境では,システムはより複雑化し,サービスやデータにアクセスするシステム利用者にも負担がかかることがあります。

CPAは,このような定期処理および定型処理の自動化と,それぞれの処理間の連携により,システムの運用におけるシステム利用者の操作の自動化・省力化を支援する製品です。

〈この節の構成〉