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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


1.5 サービステンプレートを編集して使用する流れ

JP1/AOが提供しているサービステンプレート(JP1/AO同梱およびJP1/AO Content Pack)を複製および編集することで,ユーザー独自のサービステンプレートを作成できます。リリースサービステンプレートを編集したい場合は,複製後,新たなサービステンプレートとして編集します。

重要

JP1/AOが提供するサービステンプレート(JP1/AO同梱およびJP1/AO Content Pack)および部品は,編集すると製品サポート対象外となります。ただし,製品サポート対象外のサービステンプレートであっても,そこから呼び出されるJP1/AOが提供する部品(JP1/AO同梱およびJP1/AO Content Pack)は製品サポートの対象となります。

サービステンプレートを編集して使用するケースの一覧を次に示します。

表1‒2 開発内容に応じたマニュアルの参照先

作業内容

例えばこんなときに

参照先

検討する

  • すでにあるサービステンプレートや部品をそのまま使用できるか検討するとき。

マニュアルJP1/AO サービステンプレートリファレンス

サービステンプレートの定義情報の編集

  • サービステンプレート名を「仮想サーバの停止」から「仮想サーバの停止とメール送信」に変更したいとき。

1.5.1 サービステンプレートの定義情報を編集する流れ

部品の編集

  • 部品に定義されているスクリプトやコマンドの内容を変更したいとき。

  • [フロー]エリアに表示される部品のアイコンを変更したいとき。

1.5.2 部品を編集してサービステンプレートに適用する流れ

部品の新規作成

  • 部品を新規作成し,任意のコマンドを実行する処理を定義したいとき。

1.5.3 部品を新規作成してサービステンプレートに適用する流れ

ステップとして使用しているコンポーネントのバージョンの変更

  • ステップとして使用している部品を最新バージョンの部品に置き換えたいとき。

1.5.4 ステップとして使用しているコンポーネントのバージョンを変更する流れ

サービステンプレートへのステップの追加または削除

  • サービステンプレートで自動化している処理の最後に,メールを送る処理を追加したいとき。

  • JP1/IMおよびJP1/Baseのログを取得する処理の流れで,ファイル転送の処理が不要になったとき。

1.5.5 サービステンプレートの処理を追加または削除する流れ

サービスを実行する際のプロパティ値の動的な設定,または静的な設定

  • メモリ容量を増やす処理で,メモリ容量を5GBで毎回固定したいとき。

  • あるコマンドの実行結果に対して,次のコマンドを実行したいとき。

1.5.6 サービスを実行する際のプロパティ値を,動的または静的に設定する場合の流れ

サービスの実行者がサービスの実行に必要な値を指定したり, サービスの実行結果を取得したりするためのプロパティの設定

  • メモリ容量を増やす処理で,メモリ容量を固定ではなくサービスの実行時に指定できるようにしたいとき。

  • 部品の処理の結果を[タスク詳細]画面で確認したいとき。

1.5.7 サービスのプロパティを設定する流れ

〈この節の構成〉