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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


1.1.4 運用見直し・見直し後の運用準備での基本操作

JP1/AOで自動処理する運用手順について,手順の変更や追加が必要になった場合は,運用の見直しを行います。見直しの結果を基に,更新されたサービステンプレートをサービスに適用したり,設定を変更したりします。

見直し後の運用準備の基本的な操作の流れを次に示します。この例では,User Management権限かつAdminロールを持つ「ユーザーA」,およびModifyロールを持つ「ユーザーM」が操作することを前提としています。この操作を実施することで,見直し結果を反映した日常運用の操作が実施できるようになります。

ユーザーA(User Management権限かつAdminロール)の操作

  1. 更新されたサービステンプレートをインポートします。

    新しいバージョンのサービステンプレートは,古いバージョンのサービステンプレートと併用できます。

  2. その他,次の変更を実施します。

    • 古いバージョンのサービステンプレートは,今後使用しない場合,削除します。

    • サービス共有プロパティに変更がある場合,サービス共有プロパティの値を変更します。

    • 使用するユーザーを変更する場合,ユーザーを追加・削除します。

    • ユーザーグループを変更する場合,ユーザーグループを作成・編集・削除します。

    • サービスグループを変更する場合,サービスグループを作成・編集・削除します。

    • エージェントレス接続先を変更する場合,エージェントレス接続先定義を作成・編集・削除します。

    • Webサービス接続先を変更する場合,Webサービス接続先定義を作成・編集・削除します。

ユーザーM(Modifyロール)の操作

  1. 「最新のテンプレートを適用」機能を利用して,新しいサービステンプレートをサービスに適用します。

  2. サービスのプロパティ値を設定します。

    古いバージョンのサービスで設定したサービスのプロパティ値は,新しいバージョンのサービスでも引き継ぐことができます。必要に応じてプロパティ値を変更してください。

ヒント

古いバージョンのサービスを残したい場合は,新しいサービステンプレートからサービスを作成してください。このとき,古いバージョンのサービスで設定したサービスのプロパティ値は,新しいバージョンのサービスには引き継がれません。必要に応じてプロパティ値を変更してください。