1.12 エージェントレス接続先の管理
JP1/AOでは,サービスの操作対象とする接続先ホストをエージェントレス接続先と呼びます。JP1/AOにエージェントレス接続先定義を登録しておくと,サービスの実行時に,タスクが所属するサービスグループに基づいてエージェントレス接続先へのアクセスを制限できます。
なお,エージェントレス接続先には,以下のものを設定する必要があります。
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汎用コマンド実行部品の操作対象
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ファイル転送部品の操作対象
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ターミナル接続部品の操作対象
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コンテンツ部品の実行対象サーバ
- 重要
インストール直後は,サービスグループがDefaultServiceGroupのサービスからすべての接続先ホストに接続できるエージェントレス接続先定義があらかじめ用意されています。このため,DefaultServiceGroupのサービスから接続先ホストに対して接続が制限されません。
特定の接続先ホストだけを許可したい場合は,インストール時に作成されているエージェントレス接続先定義を編集または削除し,接続を許可する接続先ホストについてエージェントレス接続先定義を登録する必要があります。
エージェントレス接続先の管理機能を利用するには,[エージェントレス接続先定義]エリアで接続したいエージェントレス接続先を登録します。登録したエージェントレス接続先は必要に応じて編集できます。
エージェントレス接続先の管理でできることを次に示します。
- エージェントレス接続先定義の作成
エージェントレス接続先の定義を作成し,登録できます。
エージェントレス接続先の定義には,ホスト名やIPアドレスなどの接続先情報,および接続先ホストにログインするためのユーザーIDやパスワードなどの認証情報を指定します。
- エージェントレス接続先定義の編集
登録済みのエージェントレス接続先の定義内容を編集できます。
- エージェントレス接続先定義の削除
登録済みのエージェントレス接続先を削除できます。