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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


1.7 サービス共有プロパティの設定

サービス共有プロパティとは,サービス間でプロパティ値を共有するプロパティのことです。

例えば,共通のサーバの管理を目的としたサービステンプレートを使用する場合に,その接続先サーバのホスト名,ユーザーID,およびパスワードをサービス共有プロパティとして定義しておくことで,サービス実行ごとにサーバ情報を入力する手間を軽減できます。

サービス共有プロパティには,サービステンプレートごとに異なるサービス共有プロパティと,JP1/AO内にあらかじめ定義されているビルトインサービス共有プロパティがあります。

図1‒14 サービス共有プロパティの概要

[図データ]

サービス共有プロパティ

サービス共有プロパティはサービステンプレートのインポート時に操作画面([サービス共有プロパティ]エリア)の一覧に追加され,サービステンプレートの削除時に削除されます。

サービス共有プロパティの項目および初期値は使用するサービステンプレートによって異なります。

サービステンプレートを作成する場合は,作成時にサービス共有プロパティの項目および初期値を任意に設定できます。

サービス共有プロパティは,ユーザー権限とサービステンプレートの設定に従って,[サービス設定]画面や[サービス実行]画面にも表示されます。

ビルトインサービス共有プロパティ

JP1/AOにあらかじめ定義されているサービス共有プロパティをビルトインサービス共有プロパティと呼びます。

ビルトインサービス共有プロパティは,JP1/AOのインストール後に操作画面([システム設定]エリアまたは[サービス共有プロパティ]エリア)に表示され,プロパティ値を任意に設定できます。ビルトインサービス共有プロパティはJP1/AOシステム共通のため,各サービスの[サービス設定]画面および[サービス実行]画面には表示されません。