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JP1 Version 11 JP1/File Transmission Server -全銀TCP


3.1 伝送情報を定義する

JP1/全銀TCPでは,事前にviなどのテキストエディターで伝送情報定義ファイルを作成し,ファイル伝送を実行するための情報を定義しておく必要があります。この節では,伝送情報の定義について説明します。

伝送情報定義ファイルには,次の情報を定義します。各情報の定義は,それぞれxxxxx_define文で始め,「;(セミコロン)」で結びます。

改行する場合の改行コードはLF(0x0a)にしてください。

なお,「3.3 伝送情報の定義例」に伝送情報定義の記述例を紹介しています。

定義文で使用できる文字および記号は,次のとおりです。

表3‒1 定義文で指定できる文字および記号

説明中の表記

指定できる文字および記号

10進数

0〜9の半角数字。

16進数

0〜9の半角数字,A〜Fまたはa〜fの半角英字。

値の先頭に「0x」を付ける。

文字列

0〜9の半角数字,A〜Zまたはa〜zの半角英字。

ただし,先頭が「0x」のものは16進数と解釈される。

英字記号

A〜Zまたはa〜zの半角英字,および「#」,「@」,「\」。

パス

0〜9の半角数字,A〜Zまたはa〜zの半角英字,および「/(スラッシュ)」,「.(ピリオド)」,「_(アンダーバー)」。

ホスト名

0〜9の半角数字,A〜Zまたはa〜zの半角英字,および「.(ピリオド)」,「-(ハイフン)」。

伝送情報定義ファイルに必要な情報を定義したら,ztgenコマンドで伝送情報定義を登録します。ztgenコマンドで伝送情報定義を登録する方法については,「3.2 伝送情報定義を登録する」を参照してください。

〈この節の構成〉