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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


3.12.3 アプリケーション実行エージェントの操作

アプリケーション実行エージェントの操作を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) アイコンの左クリックメニュー

[アプリケーション実行エージェント]アイコンを左クリックすると,ポップアップメニューに,現在起動中の実行アプリケーションが表示されます。

[図データ]

ポップアップメニューには,次の形式で表示されます。

実行状態  [JP1/AJSのジョブの実行ID]  表示名

実行アプリケーション情報を出力しているエントリを選択した場合,選択した実行アプリケーションのタスクバーを5秒間点滅させフォアグランドさせます。

ウィンドウが最小化されていた場合は,最小化のままとします。

GUIを持たないものなど実行アプリケーションによってはフォアグランドしないものもあります。

ポップアップに表示される内容を次に示します。

実行状態

何も表示されていない場合は,実行アプリケーションが正常に起動していることを示します。

[図データ]が表示されているエントリは,実行アプリケーションが起動している状態で,JP1/AJSからの強制終了などによってジョブが終了した場合を意味します。

[図データ]が表示されている実行アプリケーションは,終了することを推奨します。

adshappexecコマンドの同時実行数の対象になるため,同時実行数が増えるとadshappexecコマンドの起動で待ち状態が発生します。

JP1/AJSのジョブの実行ID

実行アプリケーションを起動したJP1/AJSジョブの実行IDが表示されます。adshappexecコマンドをJP1/AJSから起動していない場合,またはJP1/AJSのジョブの実行IDが求められなかった場合は「-----」と表示されます。

JP1/AJSから実行した場合,ジョブ定義スクリプトからの起動でもJP1/AJSジョブの実行IDは表示されます。

表示名

起動中の実行アプリケーションの表示名(adshappexecコマンドの引数-vで指定した内容)が表示されます。

adshappexecコマンドの引数-vを省略した場合は,実行アプリケーション名が表示されます。

終了

アプリケーション実行エージェント機能を使用しない場合に選択します。アプリケーション実行エージェントを終了し,タスクバーの通知領域から[アプリケーション実行エージェント]アイコンを削除します。

表示順序は,共有メモリの格納順となりますが,エントリは空き領域を探して登録するため順序は変動します。

実行アプリケーションを表示しているエントリを選択した場合,選択した実行アプリケーションをフォアグランドできます。GUIを持たないものなど実行アプリケーションによってはフォアグランドできないものもあります。

(2) アイコンの右クリックメニュー

[アプリケーション実行エージェント]アイコンを右クリックすると,次のポップアップメニューが表示されます。

[図データ]

ポップアップに表示される内容を次に示します。

スタートアップ登録

アプリケーション実行エージェントをスタートアップに登録します。スタートアップが登録されていない場合,「スタートアップ登録」は活性化され,スタートアップに登録できます。

すでにスタートアップに登録されている場合,「スタートアップ登録」が非活性になり,スタートアップに登録できません。

スタートアップ解除

アプリケーション実行エージェントをスタートアップから削除します。スタートアップが登録されている場合,「スタートアップ解除」は活性化され,スタートアップから削除できます。

スタートアップ登録されていない場合,「スタートアップ解除」が非活性になり,スタートアップ解除はできません。

終了

アプリケーション実行エージェント機能を使用しない場合に選択します。アプリケーション実行エージェントを終了し,タスクバーの通知領域からアプリケーション実行エージェントアイコンを削除します。