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JP1 Version 11 JP1/Advanced Shell 


1.3.4 アプリケーション実行エージェント機能を使用するときの処理の流れ

アプリケーション実行エージェント機能は,ジョブコントローラから独立して動作することが可能であり,次のことができます。

アプリケーション実行エージェント機能は,アプリケーション実行エージェントプログラムとGUIアプリケーション実行プログラムが連携して,ユーザーが指定した実行アプリケーションを実行します。アプリケーション実行エージェント機能を使用する場合の処理の流れを次に示します。

詳細については,「3.12 アプリケーション実行エージェント機能を使用する【Windows実行環境限定】」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 実行アプリケーションの終了を待つ場合【Windows実行環境限定】

実行アプリケーションの終了を待つ場合の処理の流れを次に示します。

[図データ]

  1. Windowsのスタートアップなど,あらかじめアプリケーション実行エージェントプログラムを実行ユーザーごとに起動しておきます(1)。

  2. 実行アプリケーションを動作させることが必要となった場合,引数-wを指定し,GUIアプリケーション実行プログラムを起動します(2)。

  3. アプリケーション実行エージェントプログラムは,GUIアプリケーション実行プログラムが起動すると実行アプリケーションを起動します(3)。

  4. 実行アプリケーションが終了するとGUIアプリケーション実行プログラムは,終了します(点線の矢印の流れ)(4)。

  5. アプリケーション実行ログは,アプリケーション実行エージェントプログラム,およびGUIアプリケーション実行プログラム実行時のログを格納します(5)。

(2) 実行アプリケーションの終了を待たない場合【Windows実行環境限定】

実行アプリケーションの終了を待たない場合の処理の流れを次に示します。

[図データ]

  1. Windowsのスタートアップなど,あらかじめアプリケーション実行エージェントプログラムを実行ユーザーごとに起動しておきます(1)。

  2. 実行アプリケーションを動作させることが必要となった場合,引数-nを指定し,GUIアプリケーション実行プログラムを起動します(2)。

  3. アプリケーション実行エージェントプログラムは,GUIアプリケーション実行プログラムが起動すると実行アプリケーションを起動します(3)。

  4. 実行アプリケーションを起動するとGUIアプリケーション実行プログラムは,終了します(点線の矢印の流れ)(4)。

  5. アプリケーション実行ログは,アプリケーション実行エージェントプログラム,およびGUIアプリケーション実行プログラム実行時のログを格納します(5)。