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JP1 Version 11 ョブ管理 基本ガイド(スクリプト言語編)


2.1 環境ファイルを設定する

環境ファイルには,システム環境ファイルとジョブ環境ファイルがあります。設定できるパラメーターは同じです。各ファイルの説明を次の表に示します。

表2‒1 環境ファイルの種類

環境ファイルの種類

説明

システム環境ファイル

システム管理者が設定する,システム共通の環境ファイルです。固定のディレクトリに格納することで自動的に使用される環境ファイルです。

ジョブ環境ファイル

開発者がジョブごとに設定する環境ファイルです。次の場合に指定します。

  • 環境変数ADSH_ENVで指定する環境ファイル

ジョブコントローラは,システム環境ファイルおよびジョブ環境ファイルの設定内容を使用します。

システム環境ファイルのパラメーターに指定する各種ディレクトリは,存在するディレクトリを指定する必要があります。そのため,デフォルトのディレクトリを変更する場合は,変更後のディレクトリをあらかじめ作成してください。

また,UNIX環境でシステム環境ファイルを変更したあとは,必ずadshmdctlコマンドにconftestオプションを指定して実行し,エラーのないことを確認してください。

それぞれの環境ファイルの設定方法を次に示します。

〈この節の構成〉