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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


2.1 PFM - Agent for Service Responseの機能

PFM - Agent for Service Responseは,インターネットサービスの応答時間やデータ転送スループットなどを計測するプログラムです。PFM - Agent for Service Responseを使ったインターネットサービスの計測には,次の表に示す形態があります。

表2‒1 PFM-Agent for Service Responseを使ったインターネットサービスの計測の形態

計測の形態

説明

参照先

インターネットサービスの計測

インターネットサービスの応答性能を計測します。

HTTPやSMTPなどのサーバに対し,リクエストを送信してレスポンスを取得するまでの時間や,データ転送のスループットなどを取得します。

2.1.1

Webトランザクションの計測

HTTP(S)サービスの応答性能を計測します。

1回のリクエスト・レスポンスの計測だけでなく,複数のHTTP(S)のリクエスト・レスポンスから成る一連の作業をWebトランザクションとして定義し,計測できます。

Webサーバの計測だけでなく,ログインを必要とするWebアプリケーションの計測をする場合に使用します。

2.1.2

IEシナリオの計測

Internet Explorerを使用しているときに体感するHTTP(S)サービスの応答性能を計測します。

Internet Explorerでの複数の操作から成る一連の作業を,1つのIEシナリオとして定義し,計測できます。

Webトランザクションの計測とIEシナリオの計測の相違点については,「2.2 Webサーバを監視する場合の計測形態の選定」を参照してください。

2.1.4

ユーザー定義サービスの計測

PFM - Agent for Service Responseが標準でサポートするインターネットサービス以外のサービスを計測します。

計測対象サービスの応答時間などを計測するプログラムを用意し,ユーザー定義コマンドとして登録します。

2.1.5

それぞれの形態について,サービスの計測の仕組みや,計測項目,計測条件について説明します。

〈この節の構成〉