2.1.1 インターネットサービスの計測
PFM - Agent for Service Responseは,HTTPやSMTPなどのサーバに対し,リクエストを送信してレスポンスを取得するまでの時間や,データ転送のスループットなどを取得してインターネットサービスの応答性能を計測します。インターネットサービスの応答性能を計測する機能をプローブといいます。PFM - Agent for Service Responseでは,インターネットサービスの応答時間を,秒単位で小数点第3位(0.001秒の位)まで計測できます。
PFM - Agent for Service Responseでのインターネットサービス計測の概要を次の図に示します。
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PFM - Agent for Service ResponseのProbe Daemonは,起動時に次の3つのファイルを読み込みます。計測結果は,計測条件ごとにいったんレポートファイルに出力され,一定の間隔でAgent Collectorによって収集されます。
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Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)
PFM - Agent for Service Responseのプローブの計測多重度やレポートファイルのサイズ上限などの起動オプションを定義するファイルです。詳細については,「8.2 Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)」を参照してください。
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計測条件登録ファイル(esptask.xml)
計測対象のサービスタイプや,ホスト名,計測間隔などの計測条件を定義するファイルです。PFM - Web Consoleから設定します(直接編集することもできます)。PFM - Web Consoleからの設定については,「4.7 PFM - Web Consoleからの計測条件の定義」を参照してください。計測条件登録ファイルの詳細については,「8.3 計測条件登録ファイル(esptask.xml)」を参照してください。
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パスワードファイル(esp.pdb)
計測対象のインターネットサービスへログインする際に必要なパスワードを登録・管理するファイルです。詳細については,「4.3.1 パスワードの登録」を参照してください。