Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


8.3.4 データベース内のサービス監視情報を移行する

JP1/SLM - Managerをインストールしたホストのデータベース内には,監視対象サービスを監視するためのさまざまなデータが格納されています。

テスト環境から本番環境へシステムを移行する場合や,マシンをリプレースしてシステム構成を変更する場合には,データベースに格納されているデータの中から,サービス監視情報監視対象サービスの管理情報およびサービス性能)を移行する必要があります。

なお,サービス監視情報に含まれる監視対象サービスの管理情報には,次の情報が該当します。

ここでは,JP1/SLM - Managerをインストールしたホストとは異なるホストへの,データベース内のサービス監視情報の移行方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

(2) 作業手順

  1. 移行元のホストで,サービス監視情報のエクスポートコマンドを実行して,エクスポートファイルを作成する。

    実行するエクスポートコマンドは次のとおりです。

    jslmmgrexport△[ -g△サービスグループ名 -s△サービス名 ]

    △-t△{ エクスポート期間 | all | none }

    △-o△出力ファイル名

    △[ -f ]

    エクスポートコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「9.9 jslmmgrexport(サービス監視情報のエクスポート)」を参照してください。

  2. 移行先のホストにエクスポートファイルをコピーする。

    任意の方法で,任意の場所にコピーしてください。

  3. 移行先のホストで,Windowsの[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択する。

  4. JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager DB Service」(サービス名:HiRDBEmbeddedEdition_JL0)を起動する。

  5. JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Service)を起動する。

  6. 移行先のホストで,サービス監視情報のインポートコマンドを実行して,手順2.でコピーしたエクスポートファイル(インポートデータファイル名)をインポートする。

    実行するインポートコマンドは次のとおりです。

    jslmmgrimport△-i△インポートデータファイル名

    △[ -g△サービスグループ名△-s△サービス名 ]

    △[ -m△[ WebサーバのIPアドレスJP1/SLM - URのIPアドレス ] ]

    △[ -p ]

    インポートコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「9.10 jslmmgrimport(サービス監視情報のインポート)」を参照してください。

インポートコマンドが正常に終了すれば,データベース内のサービス監視情報の移行は完了です。

(3) 補足事項