エージェントホストで,JP1/Power Monitorのセットアップをする手順を次に示します。
- ホストを制御するコマンドを設定する。
- 使用プログラム名と計画終了オプションを設定する。
- JP1/Base Control Serviceサービス,JP1/Base EventサービスおよびJP1/PW Agent Serviceサービスを自動起動に設定する。
それぞれの手順について,次に説明します。
(a) ホストを制御するコマンドを設定する
エージェントホストで,ホストを制御するコマンドを設定します。コマンドの設定手順を次に示します。
- バッチファイルを作成する。
バッチファイルは,「12.2.1(3) jpwshutdownコマンド」の使用例を参考に作成してください。
- Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[電源制御装置の設定]を選択する。
[電源制御装置の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 制御コマンドなどの情報を設定する。
[定義設定位置]は,任意です。また,[自ホスト電源制御コマンド]に,作成したバッチファイルをフルパス名で指定します。その他の設定内容については,「12.2.1 [電源制御装置の設定]ダイアログボックス」を参照してください。
(b) 使用プログラム名と計画終了オプションを設定する
エージェントホストを制御する使用プログラム名と計画終了オプションを設定します。設定するには,次の二つの方法があります。
- [環境設定]ダイアログボックスで設定する。
Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[環境設定]を選択し,[環境設定]ダイアログボックスを表示させて設定します。[環境設定]ダイアログボックスの[使用プログラム名]では,[電源制御装置の設定]ダイアログボックスの[制御装置種別]で設定した名称を選択してください。その他の設定内容については,「12.2.2 [環境設定]ダイアログボックス」を参照してください。
- jpwenvsetコマンドを実行する。
jpwenvsetコマンドについては,「15. コマンド」の「jpwenvset(Windows限定)」を参照してください。jpwenvsetコマンドで設定した場合,設定を有効にするためには,ホストを再起動する必要があります。
(c) JP1/Base Control Serviceサービス,JP1/Base EventサービスおよびJP1/PW Agent Serviceサービスを自動起動に設定する
エージェントホストでJP1/Base EventサービスおよびJP1/PW Agent Serviceサービスを自動起動に設定し,ホストを再起動します。手順を次に示します。
- Windowsの[スタート]メニューから[設定]−[コントロールパネル]−[サービス]を選択する。
[サービス]ダイアログボックスが表示されます。
- JP1/Base Control Serviceサービスの[スタートアップ]を「自動」に切り替える。
JP1/Base Control Serviceサービスの[サービス]ダイアログボックスで,[ログオン]の設定は,デフォルトの[ローカル システム アカウント]のまま変更しないでください。また,[デスクトップとの対話をサービスに許可]オプションにチェックを入れないでください。サービスが正常に動作しなくなるおそれがあります。
- JP1/Base Eventサービスの[スタートアップ]を「自動」に切り替える。
JP1/Base Control ServiceサービスにJP1/Base Eventサービスが登録されている場合,この作業は,必要ありません。
エージェントホストをクラスタシステムで運用している場合,物理ホストおよび論理ホスト両方のJP1/Base Eventサービスを起動してください。
- JP1/PW Agent Serviceサービスの[スタートアップ]を「自動」に切り替える。
JP1/PW Manager Serviceサービスを「自動」に切り替える必要はありません。
また,JP1/PW Agent Serviceサービスの[サービス]ダイアログボックスで,[ログオン]の設定は,デフォルトの[ローカル システム アカウント]のまま変更しないでください。また,[デスクトップとの対話をサービスに許可]オプションにチェックを入れないでください。サービスが正常に動作しなくなるおそれがあります。
- エージェントホストを再起動する。
JP1/PW Agent Serviceサービスが自動的に起動します。
Copyright (C) 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2012, Hitachi Solutions, Ltd.