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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 画面・コマンド・APIリファレンス


8.1 コマンド一覧

JP1/AOで使用できるコマンドの一覧を次に示します。

なお,コマンド名の先頭がhcmdsのものとhcmds64のものが併記されている場合,JP1/AOサーバのOSがWindowsのときはコマンド名の先頭がhcmdsのコマンドを,JP1/AOサーバのOSがLinuxのときはコマンド名の先頭がhcmds64のコマンドを使用してください。

表8‒1 構築関連のコマンド

コマンド名

機能

参照先

encryptpassword(パスワードファイルの作成)

コマンドの引数に指定するパスワードファイルを作成します。

8.5.1 encryptpassword(パスワードファイルの作成)

hcmdscheckauth/hcmds64checkauth(外部認証サーバとの接続確認)

外部認証サーバと連携する場合に,外部認証サーバ連携コンフィグファイルの設定および外部認証サーバとの接続を確認します。

8.5.2 hcmdscheckauth/hcmds64checkauth(外部認証サーバとの接続確認)

hcmdsfwcancel(Windowsファイアウォールの例外登録)

WindowsファイアウォールによってJP1/AOサーバとWebブラウザーの間の通信が遮断されないように例外登録します。JP1/AOとWebブラウザー間のポート番号を変更する場合に使用します。

8.5.3 hcmdsfwcancel(Windowsファイアウォールの例外登録)

hcmdsintg/hcmds64intg(認証データの削除・確認)

ユーザーアカウントを管理しているサーバのリポジトリーに登録されている認証データを削除します。また,認証データが登録されているサーバのアドレスを表示します。

JP1/AOのアンインストール時に認証データを削除できなかった場合に,このコマンドを使用して認証データを削除します。

8.5.4 hcmdsintg/hcmds64intg(認証データの削除・確認)

hcmdsldapuser/hcmds64ldapuser(LDAP検索用ユーザー登録・削除)

Active Directoryと連携する場合,Active Directoryの登録情報検索に必要なユーザー情報を登録します。また,登録したユーザーを削除できます。

8.5.5 hcmdsldapuser/hcmds64ldapuser(LDAP検索用ユーザー登録・削除)

hcmdsssltool/hcmds64ssltool(秘密鍵・自己署名証明書の作成)

SSL接続に必要な秘密鍵,CSR,自己署名証明書,および自己署名証明書の内容ファイルを作成します。

8.5.6 hcmdsssltool/hcmds64ssltool(秘密鍵・自己署名証明書の作成)

setupcluster(クラスタ環境の構築)

JP1/AOをクラスタ環境に構築します。

8.5.7 setupcluster(クラスタ環境の構築)

stopcluster(クラスタ環境でのサービス停止の準備)

クラスタ環境でJP1/AOサービスを停止するための準備をします。クラスタ環境でJP1/AOのサービスを停止する場合には,事前にこのコマンドを実行します。

8.5.8 stopcluster(クラスタ環境でのサービス停止の準備)

表8‒2 運用関連のコマンド

コマンド名

機能

参照先

deleteservicetemplate(サービステンプレートの削除)

JP1/AOに登録されているサービステンプレートを削除します。

8.6.1 deleteservicetemplate(サービステンプレートの削除)

hcmdschgurl/hcmds64chgurl(URL情報の更新)

共通コンポーネントのリポジトリーに格納されている,アプリケーションの起動に使用するアクセス情報(URL情報)を更新します。

JP1/AOの運用を開始したあと,システム構成を変更した場合に使用します。

8.6.2 hcmdschgurl/hcmds64chgurl(URL情報の更新)

hcmdssrv/hcmds64srv(JP1/AOの開始・停止・状態表示)

JP1/AOのサービスとデータベースを開始および停止します。また,JP1/AOのサービスの状態を表示します。

8.6.3 hcmdssrv/hcmds64srv(JP1/AOの開始・停止・状態表示)

hcmdsunlockaccount/hcmds64unlockaccount(ユーザーアカウントのロック解除)

ユーザーアカウントのロックを解除します。すべてのユーザーアカウントがロックされてJP1/AOにログインできない場合に使用します。

8.6.4 hcmdsunlockaccount/hcmds64unlockaccount(ユーザーアカウントのロック解除)

importservicetemplate(サービステンプレートのインポート)

サービステンプレートをJP1/AOに追加します。

8.6.5 importservicetemplate(サービステンプレートのインポート)

listservices(サービス・サービステンプレートの一覧出力)

JP1/AOに登録されているサービスまたはサービステンプレートの一覧をCSV形式で出力します。

8.6.6 listservices(サービス・サービステンプレートの一覧出力)

listtasks(タスクの一覧出力,タスク詳細情報出力)

タスクまたは履歴の一覧をCSV形式で出力します。

タスク詳細情報を,指定したフォルダに出力します。

8.6.7 listtasks(タスクの一覧出力,タスク詳細情報出力)

stoptask(タスクの実行停止)

タスクIDを指定することで,指定したタスクを実行停止します。

8.6.8 stoptask(タスクの実行停止)

submittask(サービスの実行,タスクの一括再登録)

実行するサービス名やプロパティ値を指定して,サービスを実行します。

listtasksコマンドで出力したタスク詳細情報を元に,指定日時実行タスクおよび定期実行タスクを一括で再登録します。

8.6.9 submittask(サービスの実行,タスクの一括再登録)

表8‒3 保守・メンテナンス関連のコマンド

コマンド名

機能

参照先

backupsystem(JP1/AOシステムのバックアップ)

JP1/AOの設定情報やデータベース情報をバックアップして指定したフォルダにデータを格納します。

8.7.1 backupsystem(JP1/AOシステムのバックアップ)

hcmdsdbrepair/hcmds64dbrepair(データベースの再作成)

データベースを強制削除して再作成し,バックアップデータからデータベースを回復します。データベースが破損してrestoresystemコマンド,およびhcmdsdbtransコマンドまたはhcmds64dbtransコマンドのimportオプションを使用しても復旧できない場合に,このコマンドを使用します。

8.7.2 hcmdsdbrepair/hcmds64dbrepair(データベースの再作成)

hcmdsdbsrv/hcmds64dbsrv(データベースの開始・停止)

JP1/AOのデータベースを開始および停止します。データベースのメンテナンスを実施するときに使用します。

8.7.3 hcmdsdbsrv/hcmds64dbsrv(データベースの開始・停止)

hcmdsdbtrans/hcmds64dbtrans(データベースのバックアップ・リストア)

JP1/AOのデータベースをバックアップおよびリストアします。JP1/AOのデータベースを再編成する場合に使用します。

8.7.4 hcmdsdbtrans/hcmds64dbtrans(データベースのバックアップ・リストア)

hcmdsgetlogs/hcmds64getlogs(ログ情報の採取)

JP1/AOの運用中に出力されるログ情報を採取してアーカイブファイルに出力します。

8.7.5 hcmdsgetlogs/hcmds64getlogs(ログ情報の採取)

restoresystem(JP1/AOシステムのリストア)

backupsystemコマンドで取得したJP1/AOの設定情報やデータベース情報のバックアップデータをリストアします。

8.7.6 restoresystem(JP1/AOシステムのリストア)