画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド
PCで直接扱える外字は1,880文字までなので,ドローで定義するときには,1,880文字に収まらない外字を,出力テキストなどに使用しない漢字または記号に置き換えて定義してください。生成された記述文をメインフレームに転送したあとで,定義時に使った文字を使用する外字に置き換えてください。
ドローがサポートしているオブジェクト属性の中には,タイプ1/2/R書式で指定できないものがあります。それらの機能は記述文生成時に無視されるか,ほかの属性に変換されます。ドローでの指定がどのように扱われるかについては,「付録D.5(4) 生成する記述文の内容とドローとの関係」を参照してください。
固定グラフィックとして指定するファイルは,白黒のビットマップにしてください。色付きのビットマップは,XMAP3が白黒に変換しますが,定義時より見づらくなったり,印刷されないことがあります。
固定グラフィックの属性として,「領域の大きさに合わせる」を指定しないでください。指定した場合でもこの属性は無視され,実際の大きさで記述文展開されます。そのため,固定グラフィックの領域よりも大きいビットマップを指定していると,レイアウト領域を超えることがあります。固定グラフィックがレイアウト領域からはみ出るような場合,エクスポート時にエラーファイルにメッセージを出力します。記述文はそのまま生成されますが,ドローでの修正が必要です。
コーナ付きの矩形または網掛けを定義する場合,コーナ半径の大きさが,定義する矩形または網掛けよりも小さくなければなりません。コーナ半径の大きさが,矩形または網掛けよりも大きい場合,エクスポート時にエラーファイルにメッセージを出力します。記述文はそのまま生成されますが,ドローでの修正が必要です。コーナ付きの矩形または網掛けを指定する場合は,次の表に示す値を参考にし,定義する大きさに注意してください。
表21-2 コーナの大きさの指定と記述文の展開
ドローで指定するコーナの大きさ | 記述文展開上の大きさ |
---|---|
小 | 8ドット |
中 | 16ドット |
大 | 20ドット |
タイプ1/2/R書式では,円弧を含む円が定義範囲に入っていなければなりません。しかしドローでは,円弧で引かれる線,および中心点が定義範囲に入っていれば定義できます(円弧を含む円がレイアウト領域内に入っていなくてもよい)。このような円弧は,メインフレームでタイプ1/2/R書式を作成する際にエラーとなります。ドロー上で円弧を配置するときには,円弧を含む円がレイアウト領域に入るようにしてください。なお,円弧を含む円がレイアウト領域からはみ出る場合,エクスポート時にエラーファイルにメッセージを出力します。記述文ファイルはそのまま生成されますが,ドローでの修正が必要です。
生成する記述文ファイルのFORMS文に展開される書式名(「書式名1」または「書式名2」)は,書式定義ファイル(拡張子は.ifm)のファイル名の先頭4文字を使用します。そのため,書式定義ファイルが複数ある場合,ファイル名の先頭4文字が同じにならないようにしてください。
先頭の4文字が同じファイルが複数存在する場合,エクスポート時に記述文ファイルが上書きされますので注意してください。
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