画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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付録E 用語解説

(英字)

AP(Application Program)
メインフレーム上に置かれる,業務用のプログラムです。
BMP(Batched Message Processing Program)
バッチメッセージ処理プログラムの略称です。センタオペレータによって起動されるプログラムです。
C/Sシステム(Client / Server System)
クライアントとサーバで処理を分散する業務形態です。
一つの処理をネットワーク上のクライアントとサーバで分担する機器構成モデル,または処理方式です。
CLOSEインタフェース機能
仮想端末の使用を終了するGCASTのインタフェース機能です。
CPI(Characters Per Inch)
字ピッチのことです。25.4mm(1インチ)当たりの文字数で示される数値です。
CUI(Character User Interface)
ユーザとの対話に,主に文字を使用する方式です。画面への出力も,ユーザからの入力も,基本的に文字だけを使用します。
dpi(dots per inch)
プリンタの印刷精度を示す数値で,25.4mm(1インチ)当たりのドット数を指します。この数値が大きいプリンタほど,精密な印刷ができます。
EUC(Extended UNIX Code)
ターゲットが「AIX」,「Linux」,「Solaris」の場合に使用する文字コードです。
GUI(Graphical User Interface)
ユーザとの対話に,文字以外にチェックボタンやポップアップメニューなどを活用する方式です。画面への出力には画像を利用でき,ユーザからの入力も,キーボードだけでなくマウスを利用できます。
HNA(Hitachi Network Architecture)
日立ネットワークアーキテクチャの略称です。日立製作所独自の,標準化されたユーザインタフェースとネットワーク管理方法を提供する通信システム体系です。
LANアダプタ
メインフレームとLANとを接続し,TCP/IPによるメインフレームとLANとの通信を可能にするための内蔵型のLAN制御機構です。
LIC(LAN Interface Control)
メインフレームとLANとを接続し,TCP/IPによるメインフレームとLANとの通信を可能にするための機器です。
MPP(Message Processing Program)
メッセージ処理プログラムの略称です。オンライン端末によって起動されるプログラムです。
OPENインタフェース機能
仮想端末の使用を開始するGCASTのインタフェース機能です。
PDL(Page Description Language)
ページ記述言語の略で,プリンタが持つ固有の印刷データ形式です。プリンタ制御言語の一つです。
RPC(Remote Procedure Call)
C/Sシステムで,APを実行するプロセス間で通信する機能です。OpenTP1を利用するAPは,ほかのシステムのAPとRPCで通信します。RPCを使用するときは,通信先がC/SシステムのどのノードにあるAPかを意識する必要がありません。
XMAP3でTP1/Client/Pを利用する場合,PC上の画面管理プログラムとメインフレームのAPとのやり取りにRPCを使用できます。
TRANSCEIVEインタフェース機能
PC上の画面の入出力やマッピングオプションの変更などを処理するGCASTのインタフェース機能です。

(ア行)

インタフェース機能
VOS1でBCF/GCASTを,またはVOSKでOSCF/GCASTを使用する場合の,メインフレームからPCに対して発行される処理要求です。OPENインタフェース機能,TRANSCEIVEインタフェース機能,CLOSEインタフェース機能の3種類があります。メインフレームで実行されたインタフェース機能は,PC上のGCASTで処理されます。
インポート機能
ユティリティの機能の一つで,メインフレーム用のパネル定義文をPC用のマップ定義ファイルに変換できます。
エクスポート機能
ユティリティの機能の一つで,PC用のマップ定義ファイルから,メインフレームで利用するためのパネル定義文を生成できます。利用する場合は,あらかじめターゲット環境を設定してください。
オープン命令
メインフレーム上のAPから,PC上の画面管理プログラムに送信される命令です。この命令を受け取った画面管理プログラムでは,XMAP3にオープン要求を発行して,XMAP3の仮想端末をオープンします。
オープン要求
PC上で,画面管理プログラムからXMAP3に対して発行される命令です。この命令を受け取ったXMAP3では,仮想端末をオープンして入出力処理を開始します。

(カ行)

隠しフィールド
画面に表示されないフィールドで,画面の入力時に,指定された定数をメインフレーム上のAPに伝える機能があります。DCCM3やOpenTP1などで使用するトランザクションコードを定義するために使用します。
拡張ホストアクセス
メインフレーム上のAPからPC上のAPを起動したり,メインフレーム上のAPとPC上のAPとの間でデータを交換したりするための機能です。
画面管理プログラム
メインフレーム上のAPとXMAP3とのデータのやり取りを中継する,PC上のプログラムです。メインフレーム上のAPからの命令に応じてXMAP3に要求を発行し,XMAP3からの出力をメインフレームに送信します。
クローズ命令
メインフレーム上のAPから,PC上の画面管理プログラムに送信される命令です。この命令を受け取った画面管理プログラムでは,XMAP3にクローズ要求を発行して,XMAP3の仮想端末をクローズします。
クローズ要求
PC上で,画面管理プログラムからXMAP3に対して発行される命令です。この命令を受け取ったXMAP3では,仮想端末をクローズして入出力処理を終了します。

(サ行)

受信メッセージテーブル
オンライン環境の通信論理マップで,PCからデータを受信するための部分です。メインフレーム上のAPの入力命令で使用します。
出力命令
オンライン環境で,メインフレーム上のAPからPC上の画面管理プログラムに送信される命令です。この命令を受け取った画面管理プログラムでは,XMAP3に出力要求,または入出力要求を発行して,画面の入出力または帳票の出力を行います。
出力要求
PC上で,画面管理プログラムからXMAP3に対して発行される命令です。この命令を受け取ったXMAP3では,帳票の出力処理を行います。
スタンドアロン構成
このマニュアルでは,LAN上のPCが,ゲートウェイなどを経由せず,それぞれ個別にメインフレームにアクセスするシステム構成を指します。
送信メッセージテーブル
オンライン環境の通信論理マップで,PCへデータを送信するための部分です。メインフレーム上のAPのオープン命令,出力命令,およびクローズ命令で使用します。

(タ行)

ターゲット環境
XMAP3で画面・帳票を定義するときに選択する環境です。定義した画面・帳票を運用する環境に応じて,次の11種類が用意されています。
通信論理マップ
メインフレームとPCの間でやり取りされるデータを扱うマップです。メインフレームとPCの間では,通信論理マップのデータをやり取りします。

(ナ行)

入出力命令
対話環境で,メインフレーム上のAPからPC上の画面管理プログラムに送信される命令です。この命令を受け取った画面管理プログラムでは,XMAP3に出力要求,または入出力要求を発行して,画面・帳票の入出力処理を行い,結果をメインフレーム上のAPに送信します。APでは結果を受信します。
入出力要求
PC上で,画面管理プログラムからXMAP3に対して発行される命令です。この命令を受け取ったXMAP3では,画面の入出力処理を行います。編集されたデータは,画面管理プログラムからメインフレーム上のAPに送信されます。
入力命令
オンライン環境で,メインフレーム上のAPがPC上の画面管理プログラムからデータを受信する命令です。

(ハ行)

パネル定義文
メインフレームのXMAPでマップ生成するための定義文ファイルです。ユティリティの「インポート」でパネル定義文からPC用のマップ定義ファイルに変換できます。また,「エクスポート」でマップ定義ファイルからパネル定義文を生成することもできます。
プレロードマップ
タイプ3書式としてオブジェクトの位置などを決めるマップです。メインフレームのXMAP2/FOGで作成されます。
分散処理
画面・帳票の入出力部分をPCに,データの処理をメインフレームに分散する処理のことです。メインフレームだけで運用する場合に比べ,メインフレームの負荷を軽くできます。

(マ行)

マップサーバ
PC側がC/Sシステム構成のとき,メインフレームとの通信および物理マップを受け持つサーバです。クライアント機は画面・帳票の入出力だけを行います。メインフレーム側のOSがVOS1またはVOSKで,通信制御がGCASTの場合だけ使用できます。
命令
メインフレーム上のAPからPC上の画面管理プログラムに対して送信される指示を指します。

(ヤ行)

要求
PC上で,画面管理プログラムからXMAP3に対して行われる制御を指します。