画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

20.3.2 タイプ3書式定義時の注意事項

<この項の構成>
(1) 1,880文字を超える外字
(2) 言語種別の設定
(3) ドローで定義できるオブジェクト
(4) ドローでの定義が有効とならない属性
(5) データ名の長さ
(6) 半角・全角混在項目,漢字専用項目の配置
(7) 下位項目の定義
(8) 予約項目
(9) ピクチャ文字

(1) 1,880文字を超える外字

PCで直接扱える外字は1,880文字までなので,ドローで定義するときには,1,880文字に収まらない外字を,出力テキストなどに使用しない漢字または記号に置き換えて定義してください。生成されたパネル定義文を転送したあとで,定義時に使った文字を使用する外字に置き換えてください。

(2) 言語種別の設定

言語種別は「COBOL」に設定されます。「C」で作成したマップ定義ファイルは,エクスポート時にエラーとなります。「C」で作成したタイプ3書式は,ユティリティのコンバータで「COBOL」に変換してからエクスポートしてください。

(3) ドローで定義できるオブジェクト

ドローで定義できるオブジェクトの中には,タイプ3書式に使用できないものがあります。それらのオブジェクトはエクスポート時に破棄されます。

タイプ3書式に定義できるオブジェクトについては,「付録D.4(4) 生成するパネル定義文の内容とドローとの関係(オブジェクト)」を参照してください。

(4) ドローでの定義が有効とならない属性

ドローがサポートしているオブジェクト属性の中には,タイプ3書式で指定できないものがあります。それらの属性はエクスポート時に破棄されるか,ほかの属性に変換されます。ドローでの指定がどのように扱われるかは,「付録D.4(5) 生成するパネル定義文の内容とドローとの関係(属性)」を参照してください。

(5) データ名の長さ

出力フィールドや出力OCRなどに指定するデータ名は,論理項目名となります。論理項目名は,次の規則で展開します。

XXXXXXXデータ名Y

XXXXXXXは,「マップ定義ファイル名-」です。

Yは,付加される1バイトのIDです。

例えば,マップ定義ファイル名が「MAP001」でデータ名が「FIELD01-」の場合,展開する論理項目名は,「MAP001-FIELD01-O」となります。

ドローでは,論理項目名の長さ(XX〜Yまでの長さ)を30バイトまで指定できます。しかし,メインフレームでは制御コードを含め28バイトです。28バイトを超えるような論理項目名を指定すると,タイプ3書式の生成時にエラーとなります。データ名は,28バイトの範囲になるように考慮してください。

(6) 半角・全角混在項目,漢字専用項目の配置

出力フィールドで,半角・全角混在項目を定義する場合は,使用目的を「日本語」に,データ型を「文字(XX)」にします。また,漢字専用項目を定義する場合は,使用目的を「日本語」に,データ型を「漢字(NN)」にします。

また,半角・全角混在項目の場合,論理項目長は次のとおりです。

(7) 下位項目の定義

フィールドの使用目的を「日本語」,データ型を「文字型(XX)」と設定した場合,エクスポート機能で変換したパネル定義文では,下位項目の長さはドローで定義したとおりに出力されます。エクスポート機能で変換したあとで,実際に使用する長さに合わせてパネル定義文を修正してください。

(8) 予約項目

予約項目を定義したい場合は,ドローでは固定フィールドとして定義してください。生成したパネル定義文の該当する固定フィールドの部分を,予約項目の形式に修正してください。

(9) ピクチャ文字

数字編集文字列中に「/」が含まれている場合,エクスポート機能でパネル定義文を生成するときには,数字型ではなく文字型として変換されます。変換例を示します。

[図データ]