画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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6.1.4 TP1/Client/PによるBMPの処理

XDM/DCCM3使用時に,PC上でTP1/Client/Pを使用して,BMPによる分岐メッセージを使用した処理ができます。

この場合,一度に転送できる論理マップのデータは最大2Gバイトになります。したがって,継続入出力命令を使用しないで,メインフレームとPCの間で2,920バイトを超えるデータを転送できます。ただし,提供しているサンプルでは,一度に転送できる論理マップのデータは2,920バイトに固定されています。

<この項の構成>
(1) ファイル名
(2) 処理の順序

(1) ファイル名

TPCLPRC2.Cです。

(2) 処理の順序

TPCLPRC2.Cが行う処理の概要について説明します。

  1. 開始
    次の順序でTCP/IP通信を開始します。
    • クライアントの認証を実行します。
    • TP1/Client/Pをオープンします。
    • メインフレーム上のAPからデータが送信されるのを待ちます。
  2. データの送受信
    メインフレームからデータを受信します。
    次に,メインフレームからの命令に応じて,次のどれかの処理をします。
    • 仮想端末のオープン要求
    • 仮想端末のクローズ要求
    • 仮想端末の出力要求
    処理を終えたら,送達確認メッセージをメインフレームに送信します。
    業務がすべて終了するまで,2.を繰り返します。
  3. 終了
    メインフレームからの終了要求に対して,送達確認メッセージを送信します。
    TCP/IP通信を終了します。
    • TP1/Client/Pをクローズします。
    • クライアントの認証を解除します。