画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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6.1.3 TP1/Client/PによるMPPの処理

XDM/DCCM3使用時には,画面管理プログラムとメインフレームとの通信にTP1/Client/Pを利用できます。

この場合,一度に転送できる論理マップのデータは最大2Gバイトになります。したがって,継続入出力命令を使用しないで,メインフレームとPCの間で,2,920バイトを超えるデータを転送できます。ただし,提供しているサンプルでは,一度に転送できる論理マップのデータは31,916バイトに固定されています。

<この項の構成>
(1) ファイル名
(2) 処理の順序

(1) ファイル名

TPCLPROC.Cです。

(2) 処理の順序

TPCLPROC.Cが行う処理の概要について説明します。

  1. 開始
    次の順序でTCP/IP通信を開始します。
    • クライアントの認証を実行します。
    • TP1/Client/Pをオープンします。
    • メインフレーム上のAPを起動します。
  2. データの送受信
    メインフレームからデータを受信します。
    次に,メインフレームからの命令に応じて,次のどれかの処理をします。
    • 仮想端末のオープン要求
    • 仮想端末のクローズ要求
    • 仮想端末の入出力要求(入出力の前に,入力論理マップを初期化します)
    • 仮想端末の出力要求
    必要に応じて,結果をメインフレームに送信します。
    業務がすべて終了するまで,2.を繰り返します。
  3. 終了
    TCP/IP通信を終了します。
    • TP1/Client/Pをクローズします。
    • クライアントの認証を解除します。