画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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2.2.1 インポート対象となるデバイスと変換できる機能

XMAP3のインポート機能を利用すれば,メインフレームのXMAPシリーズ用に定義したパネル定義文を,XMAP3のマップ定義ファイルに変換できます。

既存のパネル定義文がある場合は,それをPCに流用することで,画面・マップ帳票を新しく定義し直す手間を省けます。

メインフレームのパネル定義文をPCに転送し,インポート機能でマップ定義ファイルに変換します。これを基にしてPC上で画面やマップ帳票を定義します。

インポート機能については,「17. メインフレームの画面・帳票をPCへ移行する」を参照してください。

メインフレームでのデバイスについて,それぞれインポート機能でPCのどのデバイスに変換されるかを次の表に示します。

表2-9 デバイス名とインポート機能での対応

デバイス メインフレーム PC用のデバイス
5425,D2または4451,D2 ディスプレイ CUI画面
5344 シリアルインパクト けい線帳票
2311 ページプリンタ 網掛け帳票
タイプ3(XPRT,H3) ×
タイプR 書式オーバレイ
タイプ1,タイプ2 書式オーバレイ

(凡例)
○:インポート機能でPC用に変換できる。
×:インポート機能でPC用に変換できない。
−:該当しない。

インポート機能でPC用に変換できるメインフレームの機能,および変換できないものについて,概要を次の表に示します。詳細については,「付録C.1 インポート機能で変換できる画面・帳票の機能範囲」を参照してください。インポート機能で変換できない機能は,パネル定義文の修正,ドローセットアップでの指定,およびドローでの編集で対応する必要があります。

表2-10 インポート機能で変換できる範囲

区分 変換できる機能 変換できない機能
適用言語
  • COBOL

  • アセンブラ,PL/Iなど
論理マップ
  • 文字/表意指定(16進漢字指定を含む)による省略時仮定値
  • 論理フレーム
  • 従属論理項目

  • 16進数による省略時仮定値
  • パネル/フィールド制御
  • 複数論理セグメント
  • 任意の並び順
  • 動的変更用項目の任意位置展開
画面・マップ帳票共通機能
  • 文字指定(16進漢字指定を含む)による固定項目
  • 可変項目
  • けい線
  • 物理フレーム
  • 予約項目

  • 可変項目の初期値
画面機能1
  • リバース,転送,保護,数字,漢字,モジュラス,自動スキップ,桁あふれ,全桁入力,右寄せの各属性
  • カーソル位置

  • 16進数によるフィールド属性
  • 表示属性・項目属性の動的変更情報※2
  • ブリンク属性
  • ライトペン項目
  • 入力固定項目
  • INC定数
  • 10進カーソル位置※2
マップ帳票機能3
  • 右記以外の各種帳票機能

  • 図形,画像
  • 文章領域
その他
  • 記号パラメタ指定
  • 交代パネル
  • 次表示マップ(ページング)
  • パネル順序番号
  • 画面レベル(NHELP用)

(凡例)
−:該当なし。

注※1
「占有」の画面は「非占有」に変換されます。

注※2
ドローセットアップの設定内容に置き換わります。

注※3
「非占有」のマップ帳票は「占有」に変換されます。