画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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8.3.6 COBOLによるCUI画面を使用したフィールド単位入力例題

フィールド単位にAPに制御を戻して,入力や確認に必要な情報を画面に少しずつ表示していく方法です。フィールド単位に処理するので,少量のデータを頻繁に入出力するようなデータエントリ業務に適しています。なお,フィールド単位に処理をするため,C/Sシステムのように逐一,サーバとの送受信が発生するようなシステムでは,処理動作が遅くなりますのでご注意ください。

<この項の構成>
(1) 想定するエントリ画面
(2) 処理の流れ
(3) コーディング

(1) 想定するエントリ画面

図8-38 エントリ画面

[図データ]

品番と数量の合計フィールドを「自動送信(入力直後にAPへ制御を渡す)」属性に定義しておき,単価と合計金額は出力フィールドとして定義しておきます。

注 
物理マップサイズの目安は,約1.5KBです。

(2) 処理の流れ

[図データ]

(3) コーディング

最初に画面を表示するときは,「品番」だけ入力できるようにしておきます。

「品番」を入力するとAPに制御が移り,「単価」が表示されます。次に「数量」を入力できるようにします。「数量」が入力されたら,「金額」を計算して「終了判定」にカーソルを移動させ,終了するか,次のデータ入力を始めるかを番号で指定させます。この処理を,「終了判定」に終了の合図が入力されるまで繰り返します。

コーディングパターンの例を次の図に示します。マップ名は「FIE1CC」です。プログラムサイズは約10KBです。

図8-39 フィールド単位にデータを入力するコーディング(1/3)

[図データ]

図8-40 フィールド単位にデータを入力するコーディング(2/3)

[図データ]

図8-41 フィールド単位にデータを入力するコーディング(3/3)

[図データ]