画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

8.3.5 COBOLによるGUI画面を使用した行単位入力例題

行単位にAPに制御を戻して,入力や確認に必要な情報を画面に少しずつ表示していく方法です。行単位のデータを転送しながら画面レベルで確認ができるので,まとまったデータをグループ処理したい場合に適しています。データを入力する領域としてGUI画面中のフィールドボックスを使用することをお勧めします。なお,この例ではGUI画面を想定していますが,CUI画面でも同じような処理を実現できます。CUI画面の場合は,プッシュボタンの代わりにファンクションキーが使用できます。

<この項の構成>
(1) 想定するエントリ画面
(2) 処理の流れ
(3) コーディング

(1) 想定するエントリ画面

図8-32 エントリ画面(GUI:行単位のデータ入力)

[図データ]

行末のフィールドを「自動送信(入力直後にAPへ制御を渡す)」属性に定義しておきます。

また,各入力フィールドは入力可否の動的変更ができるように「動的変更(APから表示属性を変更する)」を指定しておきます。

注 
物理マップサイズの目安は,約5.5KBです。

(2) 処理の流れ

[図データ]

(3) コーディング

行単位でフィールドの「入力可否」の切り替えをします。行末のフィールドにデータが入力されたら,自動的に送信を発生させ,次の行へ続行させます。処理済みの行については,余分なデータが送信されないようにデータ有無コードを設定しておきます。

コーディングパターンの例を次の図に示します。マップ名は「LIN1GC」です。プログラムサイズは約20KBです。

図8-33 行単位にデータを入力するコーディング(1/5)

[図データ]

図8-34 行単位にデータを入力するコーディング(2/5)

[図データ]

図8-35 行単位にデータを入力するコーディング(3/5)

[図データ]

図8-36 行単位にデータを入力するコーディング(4/5)

[図データ]

図8-37  行単位にデータを入力するコーディング(5/5)

[図データ]