画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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8.3.4 COBOLによるGUI画面を使用したイベント単位入力例題

画面でイベントが発生するたびにAPに制御を返して,入力データの処理や確認に必要な情報を画面に少しずつ表示していく方法です。イベントが発生したときは,イベント通知コードとして,プッシュボタンやファンクションキーに対応したINC定数か,各オブジェクトに対応したイベント定数がAPに返されます。このイベント定数をAPで判定して,各オブジェクトの処理を行います。

イベント単位入力では,フィールド単位入力と異なり,画面上のどの活性オブジェクトも使用できる状態になっています。

なお,イベント単位入力は,GUI画面でだけ使用できます。また,イベント単位に処理をするため,C/Sシステムのように逐一,サーバとの送受信が発生するようなシステムでは,処理動作が遅くなりますのでご注意ください。

<この項の構成>
(1) 想定するエントリ画面
(2) 処理の流れ
(3) コーディング

(1) 想定するエントリ画面

図8-26 エントリ画面(GUI:イベント単位のデータ入力)

[図データ]

(2) 処理の流れ

[図データ]

(3) コーディング

画面を表示してデータを入力したあと,APでイベント通知コードを判定し,処理を振り分けます。イベント定数が返された場合には,オブジェクトからイベントが返されたと判断し,オブジェクトごとの処理を行います。また,プッシュボタンやファンクションキーに対応するINC定数が返された場合には,ボタンやキーからイベントが返されたと判断し,該当する処理を行います。コーディングパターンの例を次の図に示します。マップ名は「EVE1GC」です。プログラムサイズは約14KBです。

図8-27 イベント単位にデータを入力するコーディング例(1/5)

[図データ]

図8-28 イベント単位にデータを入力するコーディング例(2/5)

[図データ]

図8-29 イベント単位にデータを入力するコーディング例(3/5)

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図8-30 イベント単位にデータを入力するコーディング例(4/5)

[図データ]

図8-31 イベント単位にデータを入力するコーディング例(5/5)

[図データ]