画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

8.3.3 COBOLによるGUI画面を使用したフィールド単位入力例題

フィールド単位にAPに制御を戻して,入力や確認に必要な情報を画面に少しずつ表示していく方法です。フィールド単位に処理するので,少量のデータを頻繁に入出力するようなデータエントリ業務に適しています。なお,フィールド単位に処理をするため,C/Sシステムのように逐一,サーバとの送受信が発生するようなシステムでは,処理動作が遅くなりますので,ご注意ください。

APから,ある入力フィールドに対してフォーカス・カーソルを位置づけると入力可能となります。その他の入力フィールドには入力できません。

<この項の構成>
(1) 想定するエントリ画面
(2) 処理の流れ
(3) コーディング

(1) 想定するエントリ画面

図8-21 エントリ画面(フィールド単位にデータを入力する)

[図データ]

(2) 処理の流れ

[図データ]

[図データ]

(3) コーディング

画面表示の際に,入力したいフィールドに対してフォーカス・カーソルを位置づけることでフィールド単位入力を実現します。APには,フォーカス・カーソルを位置づけたフィールドからの入力データだけが返り,そのデータに対応する処理が呼び出されます。処理が終わったら,次に入力するフィールドにフォーカス・カーソルを位置づけて画面を再表示します。以降,入力フィールドの個数分,これらの処理を繰り返します。

コーディングパターン例を次の図に示します。マップ名は「FIE1GC」です。プログラムサイズは約10KBです。

図8-22 フィールド単位にデータを入力するコーディング例(1/4)

[図データ]

図8-23 フィールド単位にデータを入力するコーディング例(2/4)

[図データ]

図8-24 フィールド単位にデータを入力するコーディング例(3/4)

[図データ]

図8-25 フィールド単位にデータを入力するコーディング例(4/4)

[図データ]