画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編
汎用APインタフェースでは,XMAP3が提供するDLLを使用するため,インタフェース宣言ファイルおよびリンケージライブラリを取り込む必要があります。
文字編集DLLでは,XMAP3が提供するDLLを使用するため,インタフェース宣言ファイルを取り込む必要があります。Visual BasicおよびAccessでの,インタフェース宣言ファイルを取り込む例を次に示します。
文字編集DLLでは,XMAP3が提供するDLLを使用するため,インタフェース宣言ファイルを取り込む必要があります。インタフェース宣言ファイルを取り込む例を次に示します。
数字データを数値データに変換します。変換には,文字列変換関数「XmapStrAtoI」を使用します。
long:数字から数値に変換した結果
*lpszInが示すアドレスからnInLngバイト分で,「0〜9」「+」「−」「\」「,」の文字だけを抜き出し,数字から数値変換します。不当な文字が検出された時点で,処理を中断し値を返します。変換結果が,long型で表現できない数値の場合,0を返します。
次に,変換例を示します。
入力数字 | 出力数値 |
---|---|
"\123,456" | 123456 |
"-\123,456" | -123456 |
"123456" | 123456 |
数値データを数字データに変換します。または,数値データを数字データに変換し,変換と同時に文字編集を設定します。変換には,文字列変換関数「XmapStrItoA」を使用します。
unsigned char *lpszOut 出力領域の先頭アドレス long nOutLng 出力領域の長さ long nIn 入力数値 long nFormat 編集形式 XMAPSTR_SUM =0x00800000:コンマ編集 XMAPSTR_SYMBOL =0x00400000:先頭に「\」付加 XMAPSTR_FRONT =0x00080000:先頭に符号付加 XMAPSTR_BACK =0x00040000:最後に符号付加 XMAPSTR_PLUS =0x00020000:プラス値も付加 XMAPSTR_LEFT =0x00008000:左寄せ XMAPSTR_RIGHT =0x00004000:右寄せ unsigned char cData 埋字
0:正常
1以上:異常(必要な出力領域の桁数)
nInの数値を数字に変換し,nFormatが示す編集を行います。*lpszOutからnOutLngの領域へ結果を格納します。余った領域をcDataで埋めます。変換結果よりも出力領域の桁数が短い場合,必要な桁数を返します。
次に,変換例を示します。
入力数値 | nFormat | 出力数字 |
---|---|---|
123456 | XMAPSTR_SUM | "123,456" |
123456 | XMAPSTR_SYMBOL | "\123456" |
123456 | XMAPSTR_SUM|XMAPSTR_SYMBOL | "\123,456" |
123456 | XMAPSTR_FRONT|XMAPSTR_PLUS | "+123456" |
-123456 | XMAPSTR_FRONT|XMAPSTR_PLUS | "-123456" |
123456 | XMAPSTR_FRONT | "123456" |
-123456 | XMAPSTR_FRONT | "-123456" |
-123456 | XMAPSTR_BACK | "123456-" |
nOutLng = 10でcData = " "の場合
入力数値 | nFormat | 出力数字 |
---|---|---|
123456 | XMAPSTR_LEFT | "123456 " |
123456 | XMAPSTR_RIGHT | " 123456" |
指定文字を指定領域へ,右寄せ配置します。右寄せ配置は,「XmapStrMoveRight」関数を使用します。
unsigned char *lpszOut 出力領域の先頭アドレス long nOutLng 出力領域の長さ unsigned char *lpszIn 入力領域の先頭アドレス long nInLng 入力文字列の有効桁数 unsigned char cData 埋字
0:正常
*lpszInが示す領域の文字を,*lpszOutからnOutLngバイト分の領域へ右寄せ配置します。左側へは,cData埋められます。nInLng>nOutLngの場合,桁寄せはしません。
次に,右寄せの配置例を示します。
入力文字 | 出力文字(nOutLng=10,cData = " ") |
---|---|
"123456" | " 123456" |
指定文字を指定領域へ,左寄せ配置します。左寄せ配置は,「XmapStrMoveLeft」関数を使用します。
unsigned char *lpszOut 出力領域の先頭アドレス long nOutLng 出力領域の長さ unsigned char *lpszIn 入力領域の先頭アドレス long nInLng 入力文字列の有効桁数 unsigned char cData 埋字
0:正常
*lpszInが示す領域の文字を,*lpszOutからnOutLngバイト分の領域へ左寄せ配置します。右側へは,cData埋められます。nInLng>nOutLngの場合,桁寄せはしません。
次に,左寄せの配置例を示します。
入力文字 | 出力文字(nOutLng=10,cData = " ") |
---|---|
"123456" | "123456 " |
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