画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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6.2.36 出力グラフィックの利用

<この項の構成>
(1) 仕様
(2) 画面定義の概要
(3) 生成される論理マップ
(4) COBOLでのAP

(1) 仕様

Excelを使用して,グラフをビットマップ形式でクリップボード上に作成します。

作成したビットマップ形式の入力元を出力論理マップに代入します。このとき,入力元はクリップボードなので,「*CLIP」を指定します。

出力グラフィックを利用したグラフの表示を次の図に示します。

図6-40 出力グラフィックを利用したグラフの表示

[図データ]

注※
この例ではExcelのセルに,APから直接,値を設定しています。そのほかにも,設定する値をCSV形式(Comma Separated Values形式)で別ファイルに出力しておき,それをExcelのシートに読み込むように指示する方法もあります。

《Excelでの準備》
「仕様」の図で示すように,OLE2(Object Linking and Embedding 2)オートメーション機能を使用するとExcelでは何も用意しておく必要はありません。しかし,使用するグラフや処理のパターンが一定であれば,それらを処理するExcelのブック・シートを前もって作成しておき,直接使用すると,APでのOLE2の操作を軽減できます。
また,図6-40の例では,セル間の値の処理方式,および表示するグラフ形式の指定を前もってシートに設定しておくと,APからの指定は不要になります。
  • OLE2オートメーションのサービス機能
    OLE2オートメーション機能については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL85 ユーザーズガイド」を参照してください。

(2) 画面定義の概要

画面定義の概要を次に示します。

  1. GUI画面定義ウィンドウでツールボックスの[出力グラフィック]を使用して,領域を配置する。必要な桁数分,ドラッグして大きさを調整する。このとき,スクロールバーを付けることもできる。
  2. 出力グラフィックダイアログで次の表の項目を指定する。
    定義項目 定義内容
    グラフィックデータの渡し方 ファイル名指定
    データ名 GRAPH0001-
    12(この定義内容は固定)
    データ長 12(この定義内容は固定)
    スクロールバーを付ける 指定する
    枠付き(ボックスに枠を付ける) 指定しない

    [図データ]

(3) 生成される論理マップ

マップ名がGRAPH1の場合の例
[図データ]

(4) COBOLでのAP

[図データ]

[図データ]